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Digital Xpress メールニュース第90号

2008年12月25日作成 

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■    ■    ■    ★★・・Digital Xpressメールニュース第90号・・★★
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        ((((ヾ  今年も残すところわずかですね。今年は皆様にとって
        ^^ p  どんな年だったでしょうか。よかったという人もいま
        ェi  いちだったという人も年末年始のお休みでしっかりリ
      ○へノ ヽ  フレッシュして新たな気持ちで新しい年を迎えたいで
     //⌒\_ノ |  すね。
  ┌─-┴───-┴┐ 私は来年も皆様にメールニュースを楽しんでいただけ
( └┬─────┬┘ るようにがんばりたいと思います。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それでは、今年最後のDXメールニュース、第90号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。

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◆◆2008年11月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2008年11月中、勧告が1本、勧告案が4本、勧告候補が4本、ワーキングドラフ
ト・イン・ラストコールが6本、ワーキングドラフトが7本、グループノートが
1本公開されました。


ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・★
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■

〔〔勧告〕〕

★ Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Fifth Edition) (2008年11月26日)
   XML1.0の第5版。
   ※これについては2008年2月5日にProposed Edited Recommendationが作成
   されていますが本ニュースでは取り上げませんでした。当時公開されたか
   どうか不明ですが、公開されていてニュースに含めなかったとすればその
   点お詫び致します。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-xml-20081126/


〔〔勧告案〕〕

↑ Element Traversal Specification(2008年11月17日)
   DOMツリーの要素をナビゲートするためのElementTraversal インタフェー
   スを規定した規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/PR-ElementTraversal-20081117/

↑ Scalable Vector Graphics (SVG) Tiny 1.2 Specification(2008年11月17日)
   2次元のベクターデータ、ベクター/ラスター・グラフィックを記述するた
   めのSVGの基本プロファイル(Tinyとは英語で「小さな」という意味)。こ
   れを拡張してSVG 1.2 Fullなど他のSVG1.2仕様を構築することができる。
   http://www.w3.org/TR/2008/PR-SVGTiny12-20081117/

↑ Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0(2008年11月3日)
   1999年に勧告となったWebコンテンツのアクセシビリティに関するWCAG(Web
   Content Accessibility Guidelines)1.0の改訂版。原則(principle)、
   ガイドライン(guideline)、適合基準(success criteria)という順でグ
   ルーピングされて適合基準が定められている。実現手段としての技術につ
   いては別の文書にまとめられている。
   http://www.w3.org/TR/2008/PR-WCAG20-20081103/

↑ W3C mobileOK Basic Tests 1.0(2008年11月3日)
   モバイル向けのコンテンツが、W3C mobileOK Basicに準拠しており、Mobile
   Web Best Practicesに基いたものであることを主張するためのテストを定
   義したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/PR-mobileOK-basic10-tests-20081103/


〔〔勧告候補〕〕

↑ XProc: An XML Pipeline Language(2008年11月26日)
   最終的な出力としてのXML文書を得るまでの一連の加工プロセスにおいて実
   行される作業を記述するための言語。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-xproc-20081126/

↑ Service Modeling Language, Version 1.1(2008年11月25日)
   複雑なサービスやシステムに関し、構造、制約、ポリシーなどを含めたモ
   デルを定義するための言語。XML SchemaとSchematronを基づいている。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-sml-20081125/

↑ Service Modeling Language Interchange Format Version 1.1
  (2008年11月25日)
   SML1.1のモデルの交換フォーマットを規定したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-sml-if-20081125/

↑ Speech Synthesis Markup Language (SSML) Version 1.1(2008年11月7日)
   合成音声を作成するためのマークアップ言語。2004年9月にW3C勧告となっ
   たSSML1.0のバージョンアップ版。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-speech-synthesis11-20081107/


〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕

↑ SOAP over Java Message Service 1.0(2008年11月21日)
   JMS(Java Message Service)をサポートするメッセージングシステムに
   SOAPをバインドする方法を規定した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-soapjms-20081121

↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD): Component Designators
  (2008年11月17日)
   XML Schema Part 1: StructuresとXML Schema Part 2: Datatypesで規定さ
   れたスキーマ・コンポーネントを特定するためのスキーマを定義したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xmlschema-ref-20081117/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Description
   Resources(2008年11月14日)
   Webリソースのグループに関する情報を、メタデータを記述することにより提
   供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)の
   Description Resources (DR)の作成、ライフサイクルについて規定した文書。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-powder-dr-20081114/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Formal Semantics
  (2008年11月14日)
   POWDER(Protocol for Web Description Resources)文書が、まずより制
   約の強いXML形式(POWDER-BASE)に変換され、次にセマンティックWebツー
   ルで利用できるRDF/OWL形式(POWDER-S)に変換される仕組み。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-powder-formal-20081114/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Grouping of Resources
  (2008年11月14日)
   Web上のあらゆるリソースを記述するための規格。記述にRDFを使用する。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-powder-grouping-20081114/

■ Selectors API(2008年11月14日)
   一連のセレクタを使って、DOMツリーのElementノードを取り出す2つの方
   法を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-selectors-api-20081114/


〔〔ワーキングドラフト〕〕

■ Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0(2008年11月24日)
   障害を持つユーザがより利用しやすいWebコンテンツオーサリングツールを
   設計するためのガイドライン。“The W3C Web Accessibility Initiative”
   が公開する一連のアクセシビリティガイドラインの一部。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-ATAG20-20081124/

■ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2008年11月17日)
   数式をタグで表現した規格の第3版。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-MathML3-20081117/

■ W3C mobileOK Scheme 1.0(2008年11月17日)
   モバイル向けのコンテンツが、それ自体、そしてその配布過程がMobile Web
   Best Practicesに基きテストされ、それをパスしたことを示すラベルを規
   定するもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-mobileOK-20081117/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Primer
  (2008年11月14日)
   Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
   供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)
   の解説書。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-powder-primer-20081114/

★ XML Signature Best Practices(2008年11月14日)
   XML Signature のベストプラクティス集。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xmldsig-bestpractices-20081114/

■ Understanding WCAG 2.0(2008年11月3日)
   WCAG2.0のガイドブック。WCAG2.0で規定された指針について、その意図、
   様々なWeb技術を利用してそれらの指針に適合した例、また適合しない例な
   ど、詳しく説明している。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-UNDERSTANDING-WCAG20-20081103/

■ Techniques for WCAG 2.0(2008年11月3日)
   一般的な技術、HTML、CSS、SMIL、スクリプトなどの特定の技術を使って、
   WCAGの適合基準をどのように実現するかについて説明した文書。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-WCAG20-TECHS-20081103/


〔〔グループノート〕〕

★ Legacy extended IRIs for XML resource identification(2008年11月3日)
   多国語を使ったリソース識別子であるIRI(Internationalized Resource
   Identifiers)については、その規約を緩めた変形版が使われることがあっ
   たが、それに対してLegacy Extended IRIという名前を付けて定義したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/NOTE-leiri-20081103/

 





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