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Digital Xpress メールニュース第91号

2009年02月02日作成 

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■    ■    ■    ★★・・Digital Xpressメールニュース第91号・・★★
■    ■  ■  ■                      2009/2/2
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                先月の20日は「大寒」でした。二十四節気のひとつで暦の上
          (⌒ ) で最も寒い時といわれています。今年の大寒は納得するくら
        ( ⌒) い寒さが厳しい日でしたね。その日前後から、私の周りでも
  ┏━┓〃  風邪をひいている人が増えている気がします。
  ,-┸-々   今日は関東では天気がよくなり、気温もぐっとあがっています。
  L_____」   過ごしやすい日ですが、寒暖の差が激しい時こそ気を引き締め
 ┌从从┐    ないと。加湿器をつけたり、換気をしたり、うがいをしたり…。
─┴──┴── 風邪予防に励む毎日です。

それでは、今年最初のDXメールニュース、第91号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。

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◆◆2008年12月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2008年12月中、勧告が6本、勧告案が1本、勧告候補が2本、ワーキングドラフト・
イン・ラストコールが7本、ワーキングドラフトが21本、グループノートが3本
公開されました。

ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・★
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■

〔〔勧告〕〕

↑ Element Traversal Specification(2008年12月22日)
   DOMツリーの要素をナビゲートするためのElementTraversal インタフェー
   スを規定した規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-ElementTraversal-20081222/

↑ W3C mobileOK Basic Tests 1.0(2008年12月8日)
   モバイル向けのコンテンツが、W3C mobileOK Basicに準拠しており、
   Mobile Web Best Practicesに基いたものであることを主張するためのテ
   ストを定義したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-mobileOK-basic10-tests-20081208/

↑ Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0(2008年12月11日)
   1999年に勧告となったWebコンテンツのアクセシビリティに関するWCAG(Web
   Content Accessibility Guidelines)1.0の改訂版。原則(principle)、
   ガイドライン(guideline)、適合基準(success criteria)という順でグ
   ルーピングされて適合基準が定められている。実現手段としての技術につ
   いては別の文書にまとめられている。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-WCAG20-20081211/

↑ Scalable Vector Graphics (SVG) Tiny 1.2 Specification
   (2008年12月22日)
   2次元のベクターデータ、ベクター/ラスター・グラフィックを記述するた
   めのSVGの基本プロファイル(Tinyとは英語で「小さな」という意味)。こ
   れを拡張してSVG 1.2 Fullなど他のSVG1.2仕様を構築することができる。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-SVGTiny12-20081222/

↑ Device Description Repository Simple API(2008年12月5日)
   携帯デバイスに送られるWebコンテンツは、画面サイズ、サポートしている
   マークアップ言語や画像形式などを考慮してカスタマイズしなければなら
   ないが、それらの情報を記述したDDR(Device Description Repositories)
   にアクセスするためのAPIを規定したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-DDR-Simple-API-20081205/

↑ Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL 3.0)
   (2008年12月1日)
   マルチメディアコンテンツを同期させて表示されるためのSMILのバージョ
   ンアップ版
   http://www.w3.org/TR/2008/REC-SMIL3-20081201/


〔〔勧告案〕〕

↑ EMMA: Extensible MultiModal Annotation markup language
  (2008年12月15日)
   マルチモーダル・インタラクションによるウェブへのアクセスを可能とす
   る仕様開発の一部となる規格。音声、ペン、キーストロークなどによるユー
   ザインプットの解釈をXML形式で表現する方法を定義している。
   http://www.w3.org/TR/2008/PR-emma-20081215/


〔〔勧告候補〕〕

■ CSS Mobile Profile 2.0(2008年12月10日)
   HTMLなどのマークアップ言語へのスタイル指定を行うCSS2.1のサブセット
   規格。携帯電話など機能が限定されるデバイスにおいても相互運用性を確
   保できるよう考慮されている。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-css-mobile-20081210

↑ CSS Marquee Module Level 3(2008年12月5日)
   HTMLやXMLのスタイルシートであるCSS(Cascading Style Sheets)は、表、
   段落、行、ワードなどをボックス(矩形)の入れ子構造でとらえている。
   このボックスのモデルを規格化したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/CR-css3-marquee-20081205


〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕

↑ Widgets 1.0: Packaging and Configuration(2008年12月22日)
   ウィジェット(「Widgets」)のためのZIP形式のパッケージ化、XMLベース
   の構成文書形式を定義したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-widgets-20081222/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:Mapping to RDF Graphs(2008年12月2日)
   OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
   格。この文書では、OWL2の機能スタイル文法とRDF交換文法の対応を説明し
   ている。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-mapping-to-rdf-20081202/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:Profiles(2008年12月2日)
   より簡単かつ効率的に実装することができるOWL2のいくつかのプロファイ
   ルを定めた資料。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-profiles-20081202/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:Direct Semantics(2008年12月2日)
   OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2.0を構成する一つの
   規格。この文書では、OWLのモデル理論的意味論を解説している。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-semantics-20081202/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:Structural Specification and Functional-
   Style Syntax(2008年12月2日)
   OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
   格。この文書では、OWLの機能スタイル文法を定義している。また、OWL2
   オントロジーの情報構造仕様も含まれている。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-syntax-20081202/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:Conformance and Test Cases
  (2008年12月2日)
   OWL2ツールがOWL2仕様に適合するための条件を説明すると同時に、適合性
   テストに使うことのできるテストケースを提供している。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-test-20081202/

↑ OWL 2 Web Ontology Language:XML Serialization(2008年12月2日)
   OWL2の文法と構造をXMLを使って表現するための仕様。XML Schemaを使って
   定義されている。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-xml-serialization-20081202/


〔〔ワーキングドラフト〕〕

★ Geolocation API Specification(2008年12月22日)
   ホスティングデバイスに関連付けられた位置情報へのアクセスを提供する
   APIを規定した規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-geolocation-API-20081222/

■ Mobile Web Application Best Practices(2008年12月22日)
   携帯デバイスでのWebアプリケーション開発のベストプラクティス集。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-mwabp-20081222/

■ Web IDL(2008年12月19日)
   DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した規
   格。このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要
   素とどのように対応づけられるかについても説明されている。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-WebIDL-20081219/

★ XForms for HTML(2008年12月19日)
   フォーム記述の仕組みであるXFormsをサブセット化し、HTMLやXHTMLに適用
   できるようにした規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-XForms-for-HTML-20081219/

★ Voice Extensible Markup Language (VoiceXML) 3.0(2008年12月19日)
   電話での機械的な音声応答のシナリオを記述するVoiceXMLのバージョン
   アップ版。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-voicexml30-20081219/

■ RIF Core(2008年12月18日)
   ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式を指定するためのコア
   となる設計仕様。2007年3月30日に最初にワーキングドラフトが公開された
   ときは名称が「RIF Core Design」であり、2007年10月30日時点では名称が
   「RIF Core Design - Placeholder」だった。
   ※2007年10月30日時点で「RIF Core Design - Placeholder」について当時
   このニュースで説明しておりませんでした。申し訳ありませんでした。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rif-core-20081218/

■ RIF Datatypes and Built-Ins 1.0(2008年12月18日)
   RIF Basic Logic DialectなどのRIF方言で利用されるプリミティブなデー
   タ型、ビルトイン関数、ビルトイン述語などを整理したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rif-dtb-20081218/

■ RIF Production Rule Dialect(2008年12月18日)
   生成規則(production rules)を交換するためのRule Interchange Format
   (RIF)の方言。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rif-prd-20081218/

★ RIF Test Cases(2008年12月18日)
   RIFのテストケース集。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rif-test-20081218/

■ RIF Use Cases and Requirements(2008年12月18日)
   エキスパートシステムや演繹データベースなどで使用されるルールを交換
   するためのRule Interchange Format(RIF)のユースケースと要件をまと
   めた文書。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rif-ucr-20081218/

★ Device Description Structures(2008年12月5日)
   共通の特徴を持つ装置をグループ化することによって、携帯Webでのコン
   テンツ調整を簡単化するための規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-dd-structures-20081205/

■ XQuery 1.1(2008年12月3日)
   XQuery1.0に拡張機能を持たせたXMLの照会言語。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xquery-11-20081203/

■ XQuery 1.1 Use Cases(2008年12月3日)
   XQuery1.1の利用シナリオ。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xquery-11-use-cases-20081203/

■ XQuery Scripting Extension 1.0(2008年12月3日)
   XQuery 1.0とXQuery Update Facilityへの拡張を定義した仕様。assignment,
   while, continue, break, exit などの新しい式や、ローカル変数宣言を含
   むブロックの概念を導入している。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xquery-sx-10-20081203

■ XQuery Scripting Extension 1.0 Use Cases(2008年12月3日)
   XQueryスクリプティング拡張の利用シナリオ。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xquery-sx-10-use-cases-20081203/

★ XQueryX 1.1(2008年12月3日)
   XQuery 1.0のXML構文を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-xqueryx-11-20081203/

★ OWL 2 Web Ontology Language:Manchester Syntax(2008年12月2日)
   OWL2のためのフレームベースのコンパクトな文法。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-manchester-syntax-20081202/

★ OWL 2 Web Ontology Language:New Features and Rationale
  (2008年12月2日)
   OWL2の新機能について説明した資料。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-new-features-20081202/

★ OWL 2 Web Ontology Language:Quick Reference Guide(2008年12月2日)
   OWL2のためのクイックリファレンス。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-quick-reference-20081202/

★ OWL 2 Web Ontology Language:RDF-Based Semantics(2008年12月2日)
   OWL2のためのRDF互換のモデル理論的セマンティクス。「OWL 2 Full」と呼
   ばれる。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-owl2-rdf-based-semantics-20081202/

★ rdf:text: A Datatype for Internationalized Text(2008年12月2日)
   RIFとOWLの両方で用いられる国際化したテキストを表現するためのプリミ
   ティブなデータタイプを規定したもの。
   http://www.w3.org/TR/2008/WD-rdf-text-20081202/


〔〔グループノート〕〕

↓ Understanding WCAG 2.0(2008年12月11日)
   WCAG2.0のガイドブック。WCAG2.0で規定された指針について、その意図、
   様々なWeb技術を利用してそれらの指針に適合した例、また適合しない例な
   ど、詳しく説明している。
   http://www.w3.org/TR/2008/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20081211/

↓ Techniques for WCAG 2.0(2008年12月11日)
   一般的な技術、HTML、CSS、SMIL、スクリプトなどの特定の技術を使って、
   WCAGの適合基準をどのように実現するかについて説明した文書。
   http://www.w3.org/TR/2008/NOTE-WCAG20-TECHS-20081211/

■ Cool URIs for the Semantic Web(2008年12月3日)
   セマンティックWebを実現するには、RDFにおいてリソースをURIで表記する
   ことになるが、そのURIの効果的な利用法のガイドライン。
   http://www.w3.org/TR/2008/NOTE-cooluris-20081203/


 





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