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Digital Xpress メールニュース第97号

2009年07月28日作成 

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■    ■    ■    ★★・・Digital Xpressメールニュース第97号・・★★
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皆さま、こんにちは。
      _    
     ヽヽ    先日は日本で46年ぶりとなる皆既日食でしたね!
       l |   天気が心配されていましたが、東京ではちょうどその時間
      <^     雲が流れて、三日月形の太陽を見ることができたそうです。
    _ノ ノ    私は社内にいたため残念ながら見られませんでしたが、
   `ー     皆様の地域ではいかがでしたでしょうか。

それでは、第97号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。

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◆◆2009年6月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2009年6月中、勧告案が4本、勧告候補が10本、ワーキングドラフト・イン・ラ
ストコールが8本、ワーキングドラフトが18本、グループノートが6本公開され
ました。

ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・★
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■


〔〔勧告案〕〕

↑ SKOS Simple Knowledge Organization System Reference(2009年6月15日)
   セマンティックWebを介し、知識を組織化するシステム(knowledge
   organization system)を共有し関連付ける共通データモデル。
   http://www.w3.org/TR/2009/PR-skos-reference-20090615/

↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Description
   Resources(2009年6月4日)
   Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
   供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)
   のDescription Resources (DR)の作成、ライフサイクルについて規定した
   文書。
   http://www.w3.org/TR/2009/PR-powder-dr-20090604/

↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Formal Semantics
  (2009年6月4日)
   POWDER(Protocol for Web Description Resources)文書が、まずより制
   約の強いXML形式(POWDER-BASE)に変換され、次にセマンティックWebツー
   ルで利用できるRDF/OWL形式(POWDER-S)に変換される仕組み。
   http://www.w3.org/TR/2009/PR-powder-formal-20090604/

↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Grouping of
   Resources(2009年6月4日)
   Web上のあらゆるリソースを記述するための規格。記述にRDFを使用する。
   http://www.w3.org/TR/2009/PR-powder-grouping-20090604/


〔〔勧告候補〕〕

↑ Widgets 1.0: Digital Signatures(2009年6月25日)
   ウィジェット(「Widgets」)のリソースへの電子署名を行うためのXML署
   名規格のプロファイル。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-widgets-digsig-20090625/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Conformance(2009年6月11日)
   OWL2ツールがOWL2仕様に適合するための条件を説明すると同時に、適合性
   テストに使うことのできるテストケースを提供している。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-conformance-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Direct Semantics(2009年6月11日)
   OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2.0を構成する一つの
   規格。この文書では、OWLのモデル理論的意味論を解説している。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-direct-semantics-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Profiles(2009年6月11日)
   より簡単かつ効率的に実装することができるOWL2のいくつかのプロファイ
   ルを定めた資料。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-profiles-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language RDF-Based Semantics(2009年6月11日)
   OWL2のためのRDF互換のモデル理論的セマンティクス。「OWL 2 Full」と呼
   ばれる。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-rdf-based-semantics-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Structural Specification and
   Functional-Style Syntax(2009年6月11日)
   OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
   格。この文書では、OWLの機能スタイル文法を定義している。また、OWL2
   オントロジーの情報構造仕様も含まれている。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-syntax-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language XML Serialization(2009年6月11日)
   OWL2の文法と構造をXMLを使って表現するための仕様。XML Schemaを使って
   定義されている。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-owl2-xml-serialization-20090611/

↑ rdf:PlainLiteral: A Datatype for RDF Plain Literals(2009年6月11日)
   RIFとOWLの両方で用いられる国際化したテキストを表現するためのプリミ
   ティブなデータタイプを規定したもの。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-rdf-plain-literal-20090611/

■ XQuery Update Facility 1.0(2009年6月9日)
   XML Query言語の拡張としての更新機能を定義した規格。2008年3月と同じ
   勧告候補として再度公開された。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-xquery-update-10-20090609/

↑ SOAP over Java Message Service 1.0(2009年6月4日)
   JMS(Java Message Service)をサポートするメッセージングシステムにSOAP
   をバインドする方法を規定した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2009/CR-soapjms-20090604


〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕

↑ CSS3 module: Multi-column layout(2009年6月30日)
   CSSのマルチ・コラム・レイアウトを記述するためのモジュール。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-css3-multicol-20090630/

↑ Delivery Context Ontology(2009年6月16日)
   Webに接続するデバイスやソフトウェアの特徴を表すデリバリー・コンテキ
   ストのオントロジー表現の規定。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-dcontology-20090616/

↑ OWL 2 Web Ontology Language New Features and Rationale
   (2009年6月11日)
   OWL2の新機能について説明した資料。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-new-features-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Document Overview(2009年6月11日)
   OWL2を構成する13の文書のパート1となる資料であり、OWL2そのものと他
   のOWL2文書の紹介を行っている。その中でOWL2の文法や、様々なセマンティ
   クス、プロファイルそしてOWL1とOWL2でのセマンティクスの違いについて
   説明している。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-overview-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Primer(2009年6月11日)
   OWL2の初心者向け入門書。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-primer-20090611/

↑ OWL 2 Web Ontology Language Quick Reference Guide(2009年6月11日)
   OWL2のためのクイックリファレンス。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-quick-reference-20090611/

■ WebCGM 2.1(2009年6月4日)
   ISO規格であるCGM(Computer Graphics Metafile)のWeb対応規格WebCGM2.0
   のバージョンアップ版。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-webcgm21-20090604/

↑ Timed Text (TT) Authoring Format 1.0 - Distribution Format Exchange
   Profile (DFXP): (2009年6月2日)
   timed text authoring format (TT AF)の時間情報付きテキストを、従来の
   配布システム間で配布形式の交換をするための記述形式。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ttaf1-dfxp-20090602/


〔〔ワーキングドラフト〕〕

■ Web Services Enumeration (WS-Enumeration)(2009年6月25日)
   ログやメッセージキューなどの列挙情報をたどるのに使う、XML要素を列挙
   するためのSOAPベースのプロトコル。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-enumeration-20090625

■ Web Services Eventing (WS-Eventing)(2009年6月25日)
   Webサービスがイベント通知メッセージを受信できるように登録するための
   プロトコル。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-eventing-20090625

■ Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)
   (2009年6月25日)
   Webサービスのエンドポイントに関連付けられたメタデータをWS-Transfer
   のリソースとして表現したり、WS-Addressingのエンドポイント参照に埋め
   込んだり、Webサービスのエンドポイントから取り出したりできるかを定義
   した規格。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-metadata-exchange-20090625

■ Web Services Resource Transfer (WS-RT)(2009年6月25日)
   WS-Transferに対してリソースの一部へのアクセスを拡張した規格。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-resource-transfer-20090625

■ Web Services Transfer (WS-Transfer)(2009年6月25日)
   Webサービス・リソースをXMLで表現したものに対するアクセスを行うため
   のSOAPベースのプロトコル。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-transfer-20090625

★ CSS Fonts Module Level 3(2009年6月18日)
   どのようにフォント・プロパティが指定され、フォント・リソースが動的
   にロードされるかを説明したCSS3のモジュール。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-css3-fonts-20090618

★ Ontology for Media Resource 1.0(2009年6月18日)
   Web上のメディア・リソースを記述するコア・ボキャブラリ。メディア・リ
   ソースを記述する基本メタデータを網羅するプロパティの共通集合に基づ
   いて定義される。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-mediaont-10-20090618

★ Widgets 1.0: Access Requests Policy(2009年6月18日)
   ウィジェット内部からのネットワーク・アクセスを制御するセキュリティ・
   モデル、及び、ウィジェット作成者がブラウザが特定のネットワーク・リ
   ソースへのアクセスを許可するよう要求する方法を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-access-20090618/

★ Widgets 1.0: URI Scheme(2009年6月18日)
   「現行URI」を持つコンテキストは、HTTP経由で取り出した文書やローカル
   なファイルシステムの文書では容易に入手可能であるが、ウィジェット・
   パッケージ内で取り出された文書に対しては定義されていない。この規格
   では、ウィジェット用のURI記法を定義している。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-uri-20090618/

■ SVG Parameters 1.0, Part 2: Language(2009年6月16日)
   SVGコンテンツにパラメータ変数で値を渡すことができるようにするSVG
   2.0のモジュール。SVG向けに設計されてはいるが、CSSによりスタイル付
   けされたHTMLやXSL-FOのような他の環境でも用いることができる。パート
   2では、マークアップとインターフェイスを定義している。2009年4月30日
   に「SVG Referenced Parameter Variables 1.0, Part 2: Language」とし
   て公開されていたものが名称変更されている。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-SVGParam-20090616/

■ SVG Parameters 1.0, Part 1: Primer(2009年6月16日)
   SVGコンテンツにパラメータ変数で値を渡すことができるようにするSVG 2.0
   のモジュール。SVG向けに設計されてはいるが、CSSによりスタイル付けされ
   たHTMLやXSL-FOのような他の環境でも用いることができる。パート1では、
   一般的な開発者やコンテンツ作成者のための機能を紹介している。2009年
   4月30日に「SVG Referenced Parameter Variables 1.0, Part 1: Primer」と
   して公開されていたものが名称変更されている。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-SVGParamPrimer-20090616/

■ SKOS Simple Knowledge Organization System Primer(2009年6月15日)
   シソーラス、分類スキーマ、タクソノミーなどの概念スキーマの基本構造
   と内容を表現するモデルであるSKOSの初心者用解説書。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-skos-primer-20090615/

■ OWL 2 Web Ontology Language Data Range Extension: Linear
   Equations(2009年6月11日)
   OWL2において、有理数を係数とする線型方程式を取り込むための文法とセ
   マンティクスを指定した資料。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-dr-linear-20090611/

■ OWL 2 Web Ontology Language Manchester Syntax(2009年6月11日)
   OWL2のためのフレームベースのコンパクトな文法。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-manchester-syntax-20090611/

■ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2009年6月4日)
   数式をタグで表現した規格の第3版。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-MathML3-20090604/

■ A MathML for CSS profile(2009年6月4日)
   CSSでの表示を容易にするためのMatML3.0のサブセット。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-mathml-for-css-20090604/

■ Use Cases and Requirements for Ontology and API for Media Object
   1.0(2009年6月4日)
   インターネット上のビデオや音声などのメディアコンテンツの発見/検索
   のための“Ontology for Media Object 1.0”と“API for Media Object
   1.0”の開発のためのユースケースと要件をまとめたもの。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-media-annot-reqs-20090604

■ Voice Extensible Markup Language (VoiceXML) 3.0(2009年6月2日)
   電話での機械的な音声応答のシナリオを記述するVoiceXMLのバージョン
   アップ版。
   http://www.w3.org/TR/2009/WD-voicexml30-20090602/


〔〔グループノート〕〕

★ Framework for SML EPR-Based Reference Schemes(2009年6月30日)
   Service Modeling Language(SML)は、XMLとXML Schemaの機能を拡張し、
   他文書や文書内フラグメントへの参照を可能にした機構を持つが、この技
   術ノートでは、WS-Addressingのエンドポイント参照 (EPR)を使った参照
   メカニズムの構築について説明している。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-sml-epr-ref-scheme-20090630

★ The SML XLink Reference Scheme(2009年6月30日)
   Service Modeling Language(SML)は、XMLとXML Schemaの機能を拡張し、
   他文書や文書内フラグメントへの参照を可能にした機構を持つが、この技
   術ノートでは、XLinkに基づく参照メカニズムの構築について説明している。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-sml-xlink-ref-scheme-20090630

↓ W3C mobileOK Scheme 1.0(2009年6月25日)
   モバイル向けのコンテンツが、それ自体、そしてその配布過程がMobile Web
   Best Practicesに基きテストされ、それをパスしたことを示すラベルを規定
   するもの。2008年11月17日にワーキングドラフトだったものがグループノー
   トとして公開された。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-mobileOK-20090625/

↓ Requirements for Japanese Text Layout(2009年6月4日)
   JIS X 4051「日本語文書の行組版方法」をベースに、CSS、SVG、XSL-FOな
   どの技術を使った汎用的な日本語レイアウトへの要件をまとめた資料。
   2008年10月15日にワーキングドラフトだったものがグループノートとして
   公開された。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-jlreq-20090604/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Primer
  (2009年6月4日)
   Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
   供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)
   の解説書。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-powder-primer-20090604/

■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Test Suite
  (2009年6月4日)
   POWDER(Protocol for Web Description Resources)のテストケース集。
   http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-powder-test-20090604/


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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
 http://www.w3.org/TR/

 





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