Digital Xpressメールニュース第109号
2010年08月02日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第109号・・★★
■ ■ ■ ■ 2010/8/2
■■■ ■ ■ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
こんにちは。
/⌒ヽ 異常気象で、猛暑が続いているところも多いと思いま
/\ 丿 すが、皆様夏バテしていないでしょうか。
/ \ 先日近所を歩いていると、道路に打ち水をしている人が
|`─` / いました。涼しくなっていいなぁ。と思いながら横を通
〃|/ ̄ ̄\/ ると、アスファルトのあまりの暑さに水はみるみる蒸発し、
〃〃 さわやかどころかじめじめと不快な状態に。。今年の夏を
〃〃 元気に乗り切れるか心配になりました。
それでは、Digital Xpressメールニュース第109号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。
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◆◆2010年6月中W3Cによって公開された規格◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2010年6月中、勧告が6本、勧告案が1本、勧告候補が3本、ワーキングドラフト・
イン・ラストコールが6本、ワーキングドラフトが25本、ワーキンググループ・
ノートが12本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告〕〕
↑ RIF RDF and OWL Compatibility(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式であるRIF(Rule
Interchange Format)とセマンティックWebの言語であるRDFとの互換性に
ついて規定した文書。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-rdf-owl-20100622/
↑ RIF Production Rule Dialect(2010年6月22日)
生成規則(production rules)を交換するためのRule Interchange Format
(RIF)の方言。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-prd-20100622/
↑ RIF Framework for Logic Dialects(2010年6月22日)
RIF-FLD(logic-based RIF dialects:論理ベースのRIF方言)の汎用フレー
ムワークを規定したもの。このフレームワークは、署名、記号空間、セマン
ティック構造などの一般的な概念を用いてRIF-FLDの文法とセマンティクス
を指定するメカニズムを記述する。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-fld-20100622/
↑ RIF Datatypes and Built-Ins 1.0(2010年6月22日)
RIF Basic Logic DialectなどのRIF方言で利用されるプリミティブなデー
タ型、ビルトイン関数、ビルトイン述語などを整理したもの。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-dtb-20100622/
↑ RIF Core Dialect(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式を指定するためのコア
となる設計仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-core-20100622/
↑ RIF Basic Logic Dialect(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式を指定するためのコア
となる設計仕様であり、他の方言でも共通に使用する条件言語(condition
language)を定めている。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-bld-20100622/
〔〔勧告案〕〕
↑ Web Security Context: User Interface Guidelines(2010年6月22日)
Webのセキュリティコンテキスト情報をエンドユーザーに提示とやり取り、
セキュアなデータ入力方法などのガイドラインと要件を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-wsc-ui-20100622/
〔〔勧告候補〕〕
↑ Digital Signatures for Widgets(2010年6月24日)
ウィジェット(「Widgets」)のリソースへの電子署名を行うためのXML署
名規格のプロファイル。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-widgets-digsig-20100624/
↑ The ’view-mode’Media Feature(2010年6月24日)
ドキュメントのメディア・フィーチャーと視覚プレゼンテーションのモード
を定義した規格。「Media Queries」仕様に基づいている。2010年4月20日
には、「View Mode Media Feature」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-view-mode-20100624/
■ Guidelines for Web Content Transformation Proxies 1.0(2010年6月17日)
Webコンテンツを配布する際にコンテンツ変換プロキシとコンテンツプロバ
イダへのガイドラインとなる資料。起点となるサーバーが、変換プロキシに
対してHTTP要求/応答を変えないように要求する方法や、変換プロキシが
ユーザーに提供する制御オプションについて解説している。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-ct-guidelines-20100617/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Media Fragments URI 1.0(2010年6月24日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための文法
およびそれらをHTTPプロトコル経由で使用する方法を説明した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-media-frags-20100624
□ Scalable Vector Graphics (SVG) 1.1 (Second Edition)(2010年6月22日)
2次元の描画を行うための規格であるSVG1.1の第二版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-SVG11-20100622/
↓ CSS Backgrounds and Borders Module Level 3(2010年6月12日)
HTMLへのスタイル指定言語であるCSSレベル3の「Background」と「Border」
に関する規定。2009年12月17日に勧告候補だったものが、今回ワーキング
ドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-background-20100612
↓ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2010年6月10日)
数式をタグで表現した規格の第3版。2009年12月15日に勧告候補だったも
のが、今回ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-MathML3-20100610/
↑ API for Media Resource 1.0(2010年6月8日)
Web上のメディア・リソースに関連したメタデータ情報にアクセスするた
めのクライアント・サイドのAPI。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-mediaont-api-1.0-20100608
↑ Ontology for Media Resource 1.0(2010年6月8日)
Web上のメディア・リソースを記述するコア・ボキャブラリ。メディア・
リソースを記述する基本メタデータを網羅するプロパティの共通集合に基
づいて定義される。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-mediaont-10-20100608
〔〔ワーキングドラフト〕〕
■ HTML+RDFa 1.1(2010年6月24日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。2010年3月4日に
は、「HTML+RDFa」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-in-html-20100624/
■ HTML Microdata(2010年6月24日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-microdata-20100624/
■ HTML5(2010年6月24日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20100624/
■ HTML5 differences from HTML4(2010年6月24日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-diff-20100624/
□ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2010年6月24日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-polyglot-20100624/
■ HTML: The Markup Language(2010年6月24日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-markup-20100624/
□ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2010年6月24日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-alt-techniques-20100624/
■ HTML Canvas 2D Context(2010年6月24日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-2dcontext-20100624/
■ RIF Combination with XML data(2010年6月22日)
RIF(Rule Interchange Format)文書をXML文書と結合する方法を定めた
規格。
http://www.w3.org/TR/rif-xml-data/
■ RIF Test Cases(2010年6月22日)
RIFのテストケース集。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rif-test-20100622/
□ RIF In RDF(2010年6月22日)
RIF(Rule Interchange Format)からRDFグラフへの可逆的マッピングを規
定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rif-in-rdf-20100622/
■ Voice Extensible Markup Language (VoiceXML) 3.0(2010年6月17日)
電話での機械的な音声応答のシナリオを記述するVoiceXMLのバージョン
アップ版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-voicexml30-20100304/
■ User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0(2010年6月17日)
障害を持つ方がユーザーエージェント(ブラウザなど)を使い易くするた
めのガイドラインのバージョン2.0
http://www.w3.org/TR/2010/WD-UAAG20-20100617/
■ Implementing UAAG 2.0(2010年6月17日)
UAAG2.0の成功基準(success criteria)の意図の説明、実装例、ベスト
プラクティス、ガイドラインの追加リソースについて記した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-IMPLEMENTING-UAAG20-20100617/
□ Requirements and Use Cases for XSLT 2.1(2010年6月10日)
XSLT2.1に対する要件とユースケースをまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-xslt-21-requirements-20100610/
□ Web Services SOAP Assertions (WS-SOAPAssertions)(2010年6月8日)
メッセージ交換において1.1あるいは1.2のいずれかのバージョンのSOAPを
使用するための要件を表す2つのWS-Policyアサーションを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-ws-soap-assertions-20100608
□ RDFa API(2010年6月8日)
RDFaで記述された構造化情報をWeb文書から用意に取り出して活用するため
のRDFa用 DOM APIを定めた規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-api-20100608/
□ Use Cases and Requirements for Mapping Relational Databases to RDF
(2010年6月8日)
リレーショナル・データベースをRDFとして表現するためのマッピングに関
する要件とユース・ケースをまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdb2rdf-ucr-20100608/
■ CSS Generated Content for Paged Media Module(2010年6月8日)
CSS3モジュールの1つであり、マルチカラムレイアウトとページメディアの
2つのCSS3モジュールとともに、構造文書のページ組みを行うための方法
を提供している。2007年5月4日時点では、「CSS3 module: Generated
Content for Paged Media」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-gcpm-20100608
■ SPARQL 1.1 Update(2010年6月1日)
RDFグラフの更新を行うための言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-update-20100601/
■ SPARQL 1.1 Service Description(2010年6月1日)
SPARQLプロトコル経由で使用可能なSPARQLサービスを発見する方法とそれ
を記述するボキャブラリーを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-service-description-20100601/
■ SPARQL 1.1 Query Language(2010年6月1日)
RDFへの照会言語であるSPARQL照会言語の改訂版。2010年1月26日には
「SPARQL Query Language 1.1」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-query-20100601/
■ SPARQL 1.1 Uniform HTTP Protocol for Managing RDF Graphs
(2010年6月1日)
ネットワーク操作可能なRDFのセマンティックWebを管理するHTTPの最小セッ
トを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-http-rdf-update-20100601/
□ SPARQL 1.1 Federation Extensions(2010年6月1日)
分散照会を実行するために拡張されたSPARQL照会言語の文法およびセマン
ティクスを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-federated-query-20100601/
■ SPARQL 1.1 Entailment Regimes(2010年6月1日)
単純含意(simple entailment)による照会ではなく、RDFS含意(RDFS
entailment)などの他の含意形態に対してSPARQLを使う方法について説明
した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-entailment-20100601/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
[E] Device Independent Authoring Language (DIAL)(2010年6月29日)
Webコンテンツを様々な装置で閲覧可能なように、XHTMLなどのタグの必須・
オプション使用に関してプロファイル化したものだったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに
伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dial-20100629/
[E] DIAL Part 0: Primer(2010年6月29日)
Webコンテンツを様々な装置で閲覧可能なように、XHTMLなどのタグの必須・
オプション使用に関してプロファイル化した「Device Independent
Authoring Language」の解説書だったが、今回、「Ubiquitous Web
Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止となっ
たことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dial-primer-20100629/
[E] Delivery Context Ontology(2010年6月29日)
Webに接続するデバイスやソフトウェアの特徴を表すデリバリー・コンテキ
ストのオントロジー表現の規定だったが、今回、「Ubiquitous Web
Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止と
なったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dcontology-20100629/
□ Device API Privacy Requirements(2010年6月29日)
デバイスのAPIをよりプライバシーを意識したものとするための定義、ユース
ケースおよび要件を説明した資料。最初のワーキンググループ・ノートであり、
今後も更新予定。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dap-privacy-reqs-20100629/
□ Device API Access Control Requirements(2010年6月29日)
デバイスのAPIへのアクセスを制御するための要件を定義した資料。最初の
ワーキンググループ・ノートであり、今後も更新予定。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dap-policy-reqs-20100629/
[E] Content Selection for Device Independence (DISelect) 1.0
(2010年6月29日)
XMLの様々な部分を選択し、次の処理に渡すためのコンテンツの選択・フィ
ルタリングの文法と処理モデルを規定した規格だったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに
伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-20100629/
[E] Delivery Context: XPath Access Functions 1.0(2010年6月29日)
Webコンテンツの配布先のハードウェア、ソフトウェアなどの特性に応じて
コンテンツの処理を行うための一連のXPath関数を規定したものだったが、
今回、「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散した
ことに伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-xaf-20100629/
[E] Content Selection Primer 1.0(2010年6月29日)
「Content Selection for Device Independence (DISelect) 1.0」の解説書
だったが、今回、「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループが
解散したことに伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-primer-20100629/
[E] Delivery Context: Client Interfaces (DCCI) 1.0(2010年6月29日)
Webアプリケーションに、デバイスの性能、設定、ユーザ選択や環境条件な
どを表す動的プロパティーの階層へのアクセスを提供する、プラットフォー
ムや言語に依存しないインターフェース定義だったが、今回、「Ubiquitous
Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止
となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-DPF-20100629/
[E] Composite Capability/Preference Profiles (CC/PP): Structure and
Vocabularies 2.0(2010年6月29日)
CC/PP(http://www.w3.org/Mobile/CCPP/)は、コンテンツを提供するサーバ
に対して、クライアントのデバイスに応じて、コンテンツを選択したり、
変換を行うための仕組みであるCC/PP (Composite Capabilities/Preference
Profiles)の構造とボキャブラリを記述した規格だったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、
開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-CCPP-struct-vocab2-20100629
[E] OWL 2 RL in RIF(2010年6月22日)
OWL 2 Web Ontology Language Profilesで規定されているOWL 2 の文法的
サブセットであるOWL 2 RLをRIFを使って実装する方法を示した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-rif-owl-rl-20100622/
[E] RIF Overview(2010年6月22日)
RIFのハイレベルな概説書。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-rif-overview-20100622/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/
■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第109号・・★★
■ ■ ■ ■ 2010/8/2
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こんにちは。
/⌒ヽ 異常気象で、猛暑が続いているところも多いと思いま
/\ 丿 すが、皆様夏バテしていないでしょうか。
/ \ 先日近所を歩いていると、道路に打ち水をしている人が
|`─` / いました。涼しくなっていいなぁ。と思いながら横を通
〃|/ ̄ ̄\/ ると、アスファルトのあまりの暑さに水はみるみる蒸発し、
〃〃 さわやかどころかじめじめと不快な状態に。。今年の夏を
〃〃 元気に乗り切れるか心配になりました。
それでは、Digital Xpressメールニュース第109号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。
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◆◆2010年6月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2010年6月中、勧告が6本、勧告案が1本、勧告候補が3本、ワーキングドラフト・
イン・ラストコールが6本、ワーキングドラフトが25本、ワーキンググループ・
ノートが12本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告〕〕
↑ RIF RDF and OWL Compatibility(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式であるRIF(Rule
Interchange Format)とセマンティックWebの言語であるRDFとの互換性に
ついて規定した文書。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-rdf-owl-20100622/
↑ RIF Production Rule Dialect(2010年6月22日)
生成規則(production rules)を交換するためのRule Interchange Format
(RIF)の方言。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-prd-20100622/
↑ RIF Framework for Logic Dialects(2010年6月22日)
RIF-FLD(logic-based RIF dialects:論理ベースのRIF方言)の汎用フレー
ムワークを規定したもの。このフレームワークは、署名、記号空間、セマン
ティック構造などの一般的な概念を用いてRIF-FLDの文法とセマンティクス
を指定するメカニズムを記述する。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-fld-20100622/
↑ RIF Datatypes and Built-Ins 1.0(2010年6月22日)
RIF Basic Logic DialectなどのRIF方言で利用されるプリミティブなデー
タ型、ビルトイン関数、ビルトイン述語などを整理したもの。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-dtb-20100622/
↑ RIF Core Dialect(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式を指定するためのコア
となる設計仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-core-20100622/
↑ RIF Basic Logic Dialect(2010年6月22日)
ルール記述言語間のルールの変換を行うための形式を指定するためのコア
となる設計仕様であり、他の方言でも共通に使用する条件言語(condition
language)を定めている。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-rif-bld-20100622/
〔〔勧告案〕〕
↑ Web Security Context: User Interface Guidelines(2010年6月22日)
Webのセキュリティコンテキスト情報をエンドユーザーに提示とやり取り、
セキュアなデータ入力方法などのガイドラインと要件を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-wsc-ui-20100622/
〔〔勧告候補〕〕
↑ Digital Signatures for Widgets(2010年6月24日)
ウィジェット(「Widgets」)のリソースへの電子署名を行うためのXML署
名規格のプロファイル。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-widgets-digsig-20100624/
↑ The ’view-mode’Media Feature(2010年6月24日)
ドキュメントのメディア・フィーチャーと視覚プレゼンテーションのモード
を定義した規格。「Media Queries」仕様に基づいている。2010年4月20日
には、「View Mode Media Feature」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-view-mode-20100624/
■ Guidelines for Web Content Transformation Proxies 1.0(2010年6月17日)
Webコンテンツを配布する際にコンテンツ変換プロキシとコンテンツプロバ
イダへのガイドラインとなる資料。起点となるサーバーが、変換プロキシに
対してHTTP要求/応答を変えないように要求する方法や、変換プロキシが
ユーザーに提供する制御オプションについて解説している。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-ct-guidelines-20100617/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Media Fragments URI 1.0(2010年6月24日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための文法
およびそれらをHTTPプロトコル経由で使用する方法を説明した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-media-frags-20100624
□ Scalable Vector Graphics (SVG) 1.1 (Second Edition)(2010年6月22日)
2次元の描画を行うための規格であるSVG1.1の第二版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-SVG11-20100622/
↓ CSS Backgrounds and Borders Module Level 3(2010年6月12日)
HTMLへのスタイル指定言語であるCSSレベル3の「Background」と「Border」
に関する規定。2009年12月17日に勧告候補だったものが、今回ワーキング
ドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-background-20100612
↓ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2010年6月10日)
数式をタグで表現した規格の第3版。2009年12月15日に勧告候補だったも
のが、今回ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-MathML3-20100610/
↑ API for Media Resource 1.0(2010年6月8日)
Web上のメディア・リソースに関連したメタデータ情報にアクセスするた
めのクライアント・サイドのAPI。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-mediaont-api-1.0-20100608
↑ Ontology for Media Resource 1.0(2010年6月8日)
Web上のメディア・リソースを記述するコア・ボキャブラリ。メディア・
リソースを記述する基本メタデータを網羅するプロパティの共通集合に基
づいて定義される。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-mediaont-10-20100608
〔〔ワーキングドラフト〕〕
■ HTML+RDFa 1.1(2010年6月24日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。2010年3月4日に
は、「HTML+RDFa」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-in-html-20100624/
■ HTML Microdata(2010年6月24日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-microdata-20100624/
■ HTML5(2010年6月24日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20100624/
■ HTML5 differences from HTML4(2010年6月24日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-diff-20100624/
□ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2010年6月24日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-polyglot-20100624/
■ HTML: The Markup Language(2010年6月24日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-markup-20100624/
□ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2010年6月24日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-alt-techniques-20100624/
■ HTML Canvas 2D Context(2010年6月24日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-2dcontext-20100624/
■ RIF Combination with XML data(2010年6月22日)
RIF(Rule Interchange Format)文書をXML文書と結合する方法を定めた
規格。
http://www.w3.org/TR/rif-xml-data/
■ RIF Test Cases(2010年6月22日)
RIFのテストケース集。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rif-test-20100622/
□ RIF In RDF(2010年6月22日)
RIF(Rule Interchange Format)からRDFグラフへの可逆的マッピングを規
定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rif-in-rdf-20100622/
■ Voice Extensible Markup Language (VoiceXML) 3.0(2010年6月17日)
電話での機械的な音声応答のシナリオを記述するVoiceXMLのバージョン
アップ版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-voicexml30-20100304/
■ User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0(2010年6月17日)
障害を持つ方がユーザーエージェント(ブラウザなど)を使い易くするた
めのガイドラインのバージョン2.0
http://www.w3.org/TR/2010/WD-UAAG20-20100617/
■ Implementing UAAG 2.0(2010年6月17日)
UAAG2.0の成功基準(success criteria)の意図の説明、実装例、ベスト
プラクティス、ガイドラインの追加リソースについて記した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-IMPLEMENTING-UAAG20-20100617/
□ Requirements and Use Cases for XSLT 2.1(2010年6月10日)
XSLT2.1に対する要件とユースケースをまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-xslt-21-requirements-20100610/
□ Web Services SOAP Assertions (WS-SOAPAssertions)(2010年6月8日)
メッセージ交換において1.1あるいは1.2のいずれかのバージョンのSOAPを
使用するための要件を表す2つのWS-Policyアサーションを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-ws-soap-assertions-20100608
□ RDFa API(2010年6月8日)
RDFaで記述された構造化情報をWeb文書から用意に取り出して活用するため
のRDFa用 DOM APIを定めた規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-api-20100608/
□ Use Cases and Requirements for Mapping Relational Databases to RDF
(2010年6月8日)
リレーショナル・データベースをRDFとして表現するためのマッピングに関
する要件とユース・ケースをまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdb2rdf-ucr-20100608/
■ CSS Generated Content for Paged Media Module(2010年6月8日)
CSS3モジュールの1つであり、マルチカラムレイアウトとページメディアの
2つのCSS3モジュールとともに、構造文書のページ組みを行うための方法
を提供している。2007年5月4日時点では、「CSS3 module: Generated
Content for Paged Media」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-gcpm-20100608
■ SPARQL 1.1 Update(2010年6月1日)
RDFグラフの更新を行うための言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-update-20100601/
■ SPARQL 1.1 Service Description(2010年6月1日)
SPARQLプロトコル経由で使用可能なSPARQLサービスを発見する方法とそれ
を記述するボキャブラリーを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-service-description-20100601/
■ SPARQL 1.1 Query Language(2010年6月1日)
RDFへの照会言語であるSPARQL照会言語の改訂版。2010年1月26日には
「SPARQL Query Language 1.1」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-query-20100601/
■ SPARQL 1.1 Uniform HTTP Protocol for Managing RDF Graphs
(2010年6月1日)
ネットワーク操作可能なRDFのセマンティックWebを管理するHTTPの最小セッ
トを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-http-rdf-update-20100601/
□ SPARQL 1.1 Federation Extensions(2010年6月1日)
分散照会を実行するために拡張されたSPARQL照会言語の文法およびセマン
ティクスを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-federated-query-20100601/
■ SPARQL 1.1 Entailment Regimes(2010年6月1日)
単純含意(simple entailment)による照会ではなく、RDFS含意(RDFS
entailment)などの他の含意形態に対してSPARQLを使う方法について説明
した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-entailment-20100601/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
[E] Device Independent Authoring Language (DIAL)(2010年6月29日)
Webコンテンツを様々な装置で閲覧可能なように、XHTMLなどのタグの必須・
オプション使用に関してプロファイル化したものだったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに
伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dial-20100629/
[E] DIAL Part 0: Primer(2010年6月29日)
Webコンテンツを様々な装置で閲覧可能なように、XHTMLなどのタグの必須・
オプション使用に関してプロファイル化した「Device Independent
Authoring Language」の解説書だったが、今回、「Ubiquitous Web
Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止となっ
たことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dial-primer-20100629/
[E] Delivery Context Ontology(2010年6月29日)
Webに接続するデバイスやソフトウェアの特徴を表すデリバリー・コンテキ
ストのオントロジー表現の規定だったが、今回、「Ubiquitous Web
Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止と
なったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dcontology-20100629/
□ Device API Privacy Requirements(2010年6月29日)
デバイスのAPIをよりプライバシーを意識したものとするための定義、ユース
ケースおよび要件を説明した資料。最初のワーキンググループ・ノートであり、
今後も更新予定。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dap-privacy-reqs-20100629/
□ Device API Access Control Requirements(2010年6月29日)
デバイスのAPIへのアクセスを制御するための要件を定義した資料。最初の
ワーキンググループ・ノートであり、今後も更新予定。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-dap-policy-reqs-20100629/
[E] Content Selection for Device Independence (DISelect) 1.0
(2010年6月29日)
XMLの様々な部分を選択し、次の処理に渡すためのコンテンツの選択・フィ
ルタリングの文法と処理モデルを規定した規格だったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに
伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-20100629/
[E] Delivery Context: XPath Access Functions 1.0(2010年6月29日)
Webコンテンツの配布先のハードウェア、ソフトウェアなどの特性に応じて
コンテンツの処理を行うための一連のXPath関数を規定したものだったが、
今回、「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散した
ことに伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-xaf-20100629/
[E] Content Selection Primer 1.0(2010年6月29日)
「Content Selection for Device Independence (DISelect) 1.0」の解説書
だったが、今回、「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループが
解散したことに伴い、開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-cselection-primer-20100629/
[E] Delivery Context: Client Interfaces (DCCI) 1.0(2010年6月29日)
Webアプリケーションに、デバイスの性能、設定、ユーザ選択や環境条件な
どを表す動的プロパティーの階層へのアクセスを提供する、プラットフォー
ムや言語に依存しないインターフェース定義だったが、今回、「Ubiquitous
Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、開発中止
となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-DPF-20100629/
[E] Composite Capability/Preference Profiles (CC/PP): Structure and
Vocabularies 2.0(2010年6月29日)
CC/PP(http://www.w3.org/Mobile/CCPP/)は、コンテンツを提供するサーバ
に対して、クライアントのデバイスに応じて、コンテンツを選択したり、
変換を行うための仕組みであるCC/PP (Composite Capabilities/Preference
Profiles)の構造とボキャブラリを記述した規格だったが、今回、
「Ubiquitous Web Applications」ワーキンググループ.が解散したことに伴い、
開発中止となったことの通知が行われた。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-CCPP-struct-vocab2-20100629
[E] OWL 2 RL in RIF(2010年6月22日)
OWL 2 Web Ontology Language Profilesで規定されているOWL 2 の文法的
サブセットであるOWL 2 RLをRIFを使って実装する方法を示した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-rif-owl-rl-20100622/
[E] RIF Overview(2010年6月22日)
RIFのハイレベルな概説書。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-rif-overview-20100622/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/