Digital Xpressメールニュース第113号
2010年11月29日作成
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■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第113号・・★★
■ ■ ■ ■ 2010/11/29
■■■ ■ ■ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
こんにちは。
▲ まだ少し早いですが、知り合いの子が来年の4月から小学校
/ \ に通うので学校で使ってもらえる文房具を贈りたいと考えて
|~Y⌒Y~| いたところ、昔私が小学生の時は、かわいい鉛筆を集めるの
| | | | が流行っていて、今でも家には使われなかったお気に入りの
| | | | 鉛筆がたくさん保管されていることを思い出しました。
━━ | | | |━ 今でもついつい、かわいい文房具をみるとわくわくしてしま
 ̄ ̄ ̄ うのはその時の名残かもしれないですね。
それでは、Digital Xpressメールニュース第113号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。
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◆◆2010年10月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2010年10月中、勧告が2本、勧告案が5本、勧告候補が1本、ワーキングドラフト・
イン・ラストコールが3本、ワーキングドラフトが25本、ワーキンググループ・
ノートが3本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告〕〕
↑ Associating Style Sheets with XML documents 1.0 (Second Edition)
(2010年10月28日)
XMLに対してスタイルシートを関連付けるxml-stylesheet処理命令の記法を
規定した規格。1999年6月29日のW3C勧告を改訂した第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-xml-stylesheet-20101028
↑ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2010年10月21日)
数式をタグで表現した規格の第3版。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-MathML3-20101021/
〔〔勧告案〕〕
↑ CSS Color Module Level 3(2010年10月28日)
CSS Level2のカラーのプロパティと値に追加を行った規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-css3-color-20101028
↑ Mobile Web Application Best Practices(2010年10月21日)
携帯デバイスでのWebアプリケーション開発のベストプラクティス集。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-mwabp-20101021/
↑ XHTML 1.1 - Module-based XHTML - Second Edition(2010年10月7日)
「XHTML Modularization 1.1 - Second Edition」で定義されたモジュール
のフレームワークとモジュールをベースにしてXHTMLを定義した規格。
2001年5月31日付けのW3C勧告「XHTML 1.1 - Module-based XHTML」の改訂
第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml11-20101007
※2007年2月16日にはこの前段階としてのワーキングドラフトも出ていますが、
2007年2月の本ニュースで、そのワーキングドラフトについての記載がありま
せんでした。ここにお詫び致します。
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容につ
いて合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一つ前のス
テージなので「勧告案」として記します。
□ XHTML-Print - Second Edition(2010年10月7日)
「XHTML Modularization 1.1 - Second Edition」のモジュール化で定義
されたXHTMLのファミリー規格の一つであり、携帯端末から低コストのプ
リンターに印刷を行う場合など印刷用のバッファーなどの性能が限られ、
縦方向の紙面を上から下/左から右に印刷するような環境や、さらには、
特定のプリンター用ドライバーをインストールできないような環境で、出
力したときに若干の見栄えが異なっても許容されるような印刷を行うため
の規格。2006年9月20日付けのW3C勧告「XHTML-Print」の改訂第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml-print-20101007/
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容
について合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一
つ前のステージなので「勧告案」および「初登場」として記します。
□ XHTML Basic 1.1 - Second Edition(2010年10月7日)
携帯電話やPDAなど、フルセットのXHTMLをサポートできないWebクライアン
トのために、XHTMLに必要な最小セットのモジュールを含み、イメージ、
フォーム、基本的な表、オブジェクトのサポートを含む規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml-basic-20101007
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容
について合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一
つ前のステージなので「勧告案」として記します。
※改訂の対象となっている既存のW3C勧告「XHTML Basic 1.1」は2008年7月
29日に公開されたものですが、その勧告を含めXHTML Basic 1.1のこれまで
のワーキングドラフトなども掲載しておりませんでした。不手際を深くお
詫び致します。
〔〔勧告候補〕〕
↑ CSS Style Attributes(2010年10月12日)
HTMLのstyle属性などのように、マークアップ言語内で直接CSSのスタイル
シート記述を行う場合の文法と解釈について説明した規格。2010年1月21日
には「CSS Styling Attributes Level 1」という名称で公開されたが、今
回「CSS Style Attributes」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-css-style-attr-20101012/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↓ SOAP over Java Message Service 1.0(2010年10月26日)
JMS(Java Message Service)をサポートするメッセージングシステムに
SOAPをバインドする方法を規定した仕様。2009年6月4日に勧告候補だった
ものが今回ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-soapjms-20101026
↑ RDFa Core 1.1(2010年10月26日)
任意のマークアップ言語(XHTMLなど)に対して、すでに記述された要素に
属性を指定して構造化データを表現するためのRDFベースの仕様。これは
2008年10月14日付でW3C勧告となった「RDFa in XHTML: Syntax and
Processing」の改訂規格であり、XHTMLに限定したルールは、別仕様
「XHTML+RDFa 1.1」で規定している。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-core-20100803/
↓ Widget Packaging and Configuration(2010年10月5日)
ウィジェット(「Widgets」)のためのZIP形式のパッケージ化、XMLベース
の構成文書形式を定義したもの。2009年12月1日に勧告候補だったものが
ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-widgets-20101005/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
□ R2RML: RDB to RDF Mapping Language(2010年10月28日)
リレーショナルデータベースからRDFデータセットへのカスタマイズした
マッピング表現するための言語仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-r2rml-20101028/
■ Widget Requirements(2010年10月26日)
ウィジェット(「Widgets」)の様々な側面を標準化するための設計目標や
要件をリストした資料。2009年4月30日には「Widgets 1.0: Requirements」
という名称だったものが、今回「Widget Requirements」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-widgets-reqs-20101026/
□ Navigation Timing(2010年10月26日)
Webアプリケーションがナビゲーションのタイミングに関連した情報へアク
セスするためのインタフェースを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-navigation-timing-20101026/
■ File API: Writer(2010年10月26日)
Webアプリケーションからファイルへの書き出しを行うためのAPIを定義し
た仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-file-writer-api-20101026/
□ File API: Directories and System(2010年10月26日)
ファイルシステムの階層をナビゲートするためのAPIを定義し、さらにユー
ザーエージェントがユーザーのファイルシステムのサンドボックス化したセ
クションをWebアプリケーションに公開するための方法を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-file-system-api-20101026/
■ File API(2010年10月26日)
Webアプリケーションのファイル・オブジェクトを表現し、それらをプログ
ラムから選択してデータへアクセスするためのAPIを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-FileAPI-20101026/
■ XML processor profiles(2010年10月21日)
他の仕様がXMLプロセッサに求める機能を明確にできるよう、XMLプロセッ
サのプロファイルをまとめたもの。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-xml-proc-profiles-20101021/
■ Web IDL(2010年10月21日)
DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した規
格。このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要
素とどのように対応づけられるかについても説明されている。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-WebIDL-20101021/
■ HTML+RDFa 1.1(2010年10月19日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-in-html-20101019/
■ Progress Events(2010年10月19日)
XMLHTTPRequestなどのデータ転送操作の進捗状況を監視するためのイベント
タイプを定義した仕様。 2008年5月21日に「Progress Events 1.0」という
名称で公開されたが、今回「Progress Events」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-progress-events-20101019/
■ HTML Microdata(2010年10月19日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-microdata-20101019/
■ HTML5(2010年10月19日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20101019/
■ HTML5 differences from HTML4(2010年10月19日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-diff-20101019/
■ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2010年10月19日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-polyglot-20101019/
■ HTML: The Markup Language Reference(2010年10月19日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-markup-20101019/
■ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2010年10月19日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-alt-techniques-20101019/
■ HTML Canvas 2D Context(2010年10月19日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-2dcontext-20101019/
■ SPARQL 1.1 Update(2010年10月14日)
RDFグラフの更新を行うための言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-update-20101014/
■ SPARQL 1.1 Service Description(2010年10月14日)
SPARQLプロトコル経由で使用可能なSPARQLサービスを発見する方法とそれ
を記述するボキャブラリーを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-service-description-20101014/
■ SPARQL 1.1 Query Language(2010年10月14日)
RDFへの照会言語であるSPARQL照会言語の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-query-20101014/
■ SPARQL 1.1 Uniform HTTP Protocol for Managing RDF Graphs
(2010年10月14日)
ネットワーク操作可能なRDFのセマンティックWebを管理するHTTPの最小セッ
トを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-http-rdf-update-20101014/
■ SPARQL 1.1 Entailment Regimes(2010年10月14日)
単純含意(simple entailment)による照会ではなく、RDFS含意(RDFS
entailment)などの他の含意形態に対してSPARQLを使う方法について説明
した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-entailment-20101014/
★ Web DOM Core(2010年10月7日)
WebプラットフォームのDOM Coreパートを定義する規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-domcore-20101007/
■ CSS Text Level 3(2010年10月5日)
モジュール別に提供されることになっている次期HTML用スタイルシートCSS
(CSS3)のテキスト関連モジュール。改行、行端揃え、空白文字処理、文
字修飾、文字変形などを扱っている。
http://www.w3.org/TR/2007/WD-css3-text-20070306/
□ Permissions for Device API Access(2010年10月5日)
機密のデータや操作へのアクセスを認可する特定のクライアントサイドAPI
を使うのに必要な許可(permission)を特定して整理した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-api-perms-20101005/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
[E] Guidelines for Web Content Transformation Proxies 1.0
(2010年10月26日)
Webコンテンツを配布する際にコンテンツ変換プロキシとコンテンツプロバ
イダへのガイドラインとなる資料。起点となるサーバーが、変換プロキシ
に対してHTTP要求/応答を変えないように要求する方法や、変換プロキシ
がユーザーに提供する制御オプションについて解説している。2010年6月
17日に勧告候補として公開されていたが、この仕様の審議が中止されるこ
とになり今回ワーキンググループ・ノートとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-ct-guidelines-20101026/
■ Techniques for WCAG 2.0(2010年10月14日)
一般的な技術、HTML、CSS、SMIL、スクリプトなどの特定の技術を使って、
WCAGの適合基準をどのように実現するかについて説明した文書。2008年12月
11日のワーキンググループ・ノートが改訂された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-WCAG20-TECHS-20101014/
■ Understanding WCAG 2.0(2010年10月14日)
WCAG2.0のガイドブック。WCAG2.0で規定された指針について、その意図、
様々なWeb技術を利用してそれらの指針に適合した例、また適合しない例な
ど、詳しく説明している。2008年12月11日のワーキンググループ・ノート
が改訂された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20101014/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/
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▲ まだ少し早いですが、知り合いの子が来年の4月から小学校
/ \ に通うので学校で使ってもらえる文房具を贈りたいと考えて
|~Y⌒Y~| いたところ、昔私が小学生の時は、かわいい鉛筆を集めるの
| | | | が流行っていて、今でも家には使われなかったお気に入りの
| | | | 鉛筆がたくさん保管されていることを思い出しました。
━━ | | | |━ 今でもついつい、かわいい文房具をみるとわくわくしてしま
 ̄ ̄ ̄ うのはその時の名残かもしれないですね。
それでは、Digital Xpressメールニュース第113号をお届けします。
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◆◆2010年10月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2010年10月中、勧告が2本、勧告案が5本、勧告候補が1本、ワーキングドラフト・
イン・ラストコールが3本、ワーキングドラフトが25本、ワーキンググループ・
ノートが3本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告〕〕
↑ Associating Style Sheets with XML documents 1.0 (Second Edition)
(2010年10月28日)
XMLに対してスタイルシートを関連付けるxml-stylesheet処理命令の記法を
規定した規格。1999年6月29日のW3C勧告を改訂した第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-xml-stylesheet-20101028
↑ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2010年10月21日)
数式をタグで表現した規格の第3版。
http://www.w3.org/TR/2010/REC-MathML3-20101021/
〔〔勧告案〕〕
↑ CSS Color Module Level 3(2010年10月28日)
CSS Level2のカラーのプロパティと値に追加を行った規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-css3-color-20101028
↑ Mobile Web Application Best Practices(2010年10月21日)
携帯デバイスでのWebアプリケーション開発のベストプラクティス集。
http://www.w3.org/TR/2010/PR-mwabp-20101021/
↑ XHTML 1.1 - Module-based XHTML - Second Edition(2010年10月7日)
「XHTML Modularization 1.1 - Second Edition」で定義されたモジュール
のフレームワークとモジュールをベースにしてXHTMLを定義した規格。
2001年5月31日付けのW3C勧告「XHTML 1.1 - Module-based XHTML」の改訂
第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml11-20101007
※2007年2月16日にはこの前段階としてのワーキングドラフトも出ていますが、
2007年2月の本ニュースで、そのワーキングドラフトについての記載がありま
せんでした。ここにお詫び致します。
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容につ
いて合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一つ前のス
テージなので「勧告案」として記します。
□ XHTML-Print - Second Edition(2010年10月7日)
「XHTML Modularization 1.1 - Second Edition」のモジュール化で定義
されたXHTMLのファミリー規格の一つであり、携帯端末から低コストのプ
リンターに印刷を行う場合など印刷用のバッファーなどの性能が限られ、
縦方向の紙面を上から下/左から右に印刷するような環境や、さらには、
特定のプリンター用ドライバーをインストールできないような環境で、出
力したときに若干の見栄えが異なっても許容されるような印刷を行うため
の規格。2006年9月20日付けのW3C勧告「XHTML-Print」の改訂第2版。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml-print-20101007/
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容
について合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一
つ前のステージなので「勧告案」および「初登場」として記します。
□ XHTML Basic 1.1 - Second Edition(2010年10月7日)
携帯電話やPDAなど、フルセットのXHTMLをサポートできないWebクライアン
トのために、XHTMLに必要な最小セットのモジュールを含み、イメージ、
フォーム、基本的な表、オブジェクトのサポートを含む規格。
http://www.w3.org/TR/2010/PER-xhtml-basic-20101007
※この規格は、既存のW3C勧告の内容を変更した場合のステージである
「Proposed Edited Recommendation」として公開されています。変更内容
について合意が得られれば、W3C勧告となります。このようにW3C勧告の一
つ前のステージなので「勧告案」として記します。
※改訂の対象となっている既存のW3C勧告「XHTML Basic 1.1」は2008年7月
29日に公開されたものですが、その勧告を含めXHTML Basic 1.1のこれまで
のワーキングドラフトなども掲載しておりませんでした。不手際を深くお
詫び致します。
〔〔勧告候補〕〕
↑ CSS Style Attributes(2010年10月12日)
HTMLのstyle属性などのように、マークアップ言語内で直接CSSのスタイル
シート記述を行う場合の文法と解釈について説明した規格。2010年1月21日
には「CSS Styling Attributes Level 1」という名称で公開されたが、今
回「CSS Style Attributes」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/CR-css-style-attr-20101012/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↓ SOAP over Java Message Service 1.0(2010年10月26日)
JMS(Java Message Service)をサポートするメッセージングシステムに
SOAPをバインドする方法を規定した仕様。2009年6月4日に勧告候補だった
ものが今回ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-soapjms-20101026
↑ RDFa Core 1.1(2010年10月26日)
任意のマークアップ言語(XHTMLなど)に対して、すでに記述された要素に
属性を指定して構造化データを表現するためのRDFベースの仕様。これは
2008年10月14日付でW3C勧告となった「RDFa in XHTML: Syntax and
Processing」の改訂規格であり、XHTMLに限定したルールは、別仕様
「XHTML+RDFa 1.1」で規定している。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-core-20100803/
↓ Widget Packaging and Configuration(2010年10月5日)
ウィジェット(「Widgets」)のためのZIP形式のパッケージ化、XMLベース
の構成文書形式を定義したもの。2009年12月1日に勧告候補だったものが
ワーキングドラフト・イン・ラストコールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-widgets-20101005/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
□ R2RML: RDB to RDF Mapping Language(2010年10月28日)
リレーショナルデータベースからRDFデータセットへのカスタマイズした
マッピング表現するための言語仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-r2rml-20101028/
■ Widget Requirements(2010年10月26日)
ウィジェット(「Widgets」)の様々な側面を標準化するための設計目標や
要件をリストした資料。2009年4月30日には「Widgets 1.0: Requirements」
という名称だったものが、今回「Widget Requirements」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-widgets-reqs-20101026/
□ Navigation Timing(2010年10月26日)
Webアプリケーションがナビゲーションのタイミングに関連した情報へアク
セスするためのインタフェースを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-navigation-timing-20101026/
■ File API: Writer(2010年10月26日)
Webアプリケーションからファイルへの書き出しを行うためのAPIを定義し
た仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-file-writer-api-20101026/
□ File API: Directories and System(2010年10月26日)
ファイルシステムの階層をナビゲートするためのAPIを定義し、さらにユー
ザーエージェントがユーザーのファイルシステムのサンドボックス化したセ
クションをWebアプリケーションに公開するための方法を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-file-system-api-20101026/
■ File API(2010年10月26日)
Webアプリケーションのファイル・オブジェクトを表現し、それらをプログ
ラムから選択してデータへアクセスするためのAPIを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-FileAPI-20101026/
■ XML processor profiles(2010年10月21日)
他の仕様がXMLプロセッサに求める機能を明確にできるよう、XMLプロセッ
サのプロファイルをまとめたもの。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-xml-proc-profiles-20101021/
■ Web IDL(2010年10月21日)
DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した規
格。このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要
素とどのように対応づけられるかについても説明されている。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-WebIDL-20101021/
■ HTML+RDFa 1.1(2010年10月19日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-rdfa-in-html-20101019/
■ Progress Events(2010年10月19日)
XMLHTTPRequestなどのデータ転送操作の進捗状況を監視するためのイベント
タイプを定義した仕様。 2008年5月21日に「Progress Events 1.0」という
名称で公開されたが、今回「Progress Events」として公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-progress-events-20101019/
■ HTML Microdata(2010年10月19日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-microdata-20101019/
■ HTML5(2010年10月19日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20101019/
■ HTML5 differences from HTML4(2010年10月19日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-diff-20101019/
■ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2010年10月19日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-polyglot-20101019/
■ HTML: The Markup Language Reference(2010年10月19日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-markup-20101019/
■ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2010年10月19日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html-alt-techniques-20101019/
■ HTML Canvas 2D Context(2010年10月19日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-2dcontext-20101019/
■ SPARQL 1.1 Update(2010年10月14日)
RDFグラフの更新を行うための言語。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-update-20101014/
■ SPARQL 1.1 Service Description(2010年10月14日)
SPARQLプロトコル経由で使用可能なSPARQLサービスを発見する方法とそれ
を記述するボキャブラリーを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-service-description-20101014/
■ SPARQL 1.1 Query Language(2010年10月14日)
RDFへの照会言語であるSPARQL照会言語の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-query-20101014/
■ SPARQL 1.1 Uniform HTTP Protocol for Managing RDF Graphs
(2010年10月14日)
ネットワーク操作可能なRDFのセマンティックWebを管理するHTTPの最小セッ
トを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-http-rdf-update-20101014/
■ SPARQL 1.1 Entailment Regimes(2010年10月14日)
単純含意(simple entailment)による照会ではなく、RDFS含意(RDFS
entailment)などの他の含意形態に対してSPARQLを使う方法について説明
した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-sparql11-entailment-20101014/
★ Web DOM Core(2010年10月7日)
WebプラットフォームのDOM Coreパートを定義する規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-domcore-20101007/
■ CSS Text Level 3(2010年10月5日)
モジュール別に提供されることになっている次期HTML用スタイルシートCSS
(CSS3)のテキスト関連モジュール。改行、行端揃え、空白文字処理、文
字修飾、文字変形などを扱っている。
http://www.w3.org/TR/2007/WD-css3-text-20070306/
□ Permissions for Device API Access(2010年10月5日)
機密のデータや操作へのアクセスを認可する特定のクライアントサイドAPI
を使うのに必要な許可(permission)を特定して整理した規格。
http://www.w3.org/TR/2010/WD-api-perms-20101005/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
[E] Guidelines for Web Content Transformation Proxies 1.0
(2010年10月26日)
Webコンテンツを配布する際にコンテンツ変換プロキシとコンテンツプロバ
イダへのガイドラインとなる資料。起点となるサーバーが、変換プロキシ
に対してHTTP要求/応答を変えないように要求する方法や、変換プロキシ
がユーザーに提供する制御オプションについて解説している。2010年6月
17日に勧告候補として公開されていたが、この仕様の審議が中止されるこ
とになり今回ワーキンググループ・ノートとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-ct-guidelines-20101026/
■ Techniques for WCAG 2.0(2010年10月14日)
一般的な技術、HTML、CSS、SMIL、スクリプトなどの特定の技術を使って、
WCAGの適合基準をどのように実現するかについて説明した文書。2008年12月
11日のワーキンググループ・ノートが改訂された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-WCAG20-TECHS-20101014/
■ Understanding WCAG 2.0(2010年10月14日)
WCAG2.0のガイドブック。WCAG2.0で規定された指針について、その意図、
様々なWeb技術を利用してそれらの指針に適合した例、また適合しない例な
ど、詳しく説明している。2008年12月11日のワーキンググループ・ノート
が改訂された。
http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20101014/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/