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Digital Xpressメールニュース第129号

2012年03月30日作成 

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■    ■    ■    ★★・・Digital Xpressメールニュース第129号・・★★
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 σ  //_/σ σ   こんにちは。
  // ̄σ σ    肌寒い日が続いていましたが、今日は春らしいお天気
 // σ σ  σ     でした。来週は桜前線が一気に北上しそうですね。
  /       σ  
 / σ    σ      わたしはここ数年、近所の大浴場からの花見を楽しん
      σ   (    でいます。露天風呂から空を見上げると、桜の大枝が
         ) )  広がり花びらがひらひらと……
  σ       (    時間も忘れてぼんやりのんびりしてしまいます。
    (*^o^;A) ^^^  皆さまもお気に入りの場所でのお花見を楽しまれて
^^^^^^^^^ ^^^^^^^  くださいね。
  ^^^^^^^^    
それでは、Digital Xpressメールニュース第129号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。

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◆◆2012年2月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2012年2月中、勧告案が3本、勧告候補が2本、ワーキングドラフト・イン・ラ
ストコールが3本、ワーキングドラフトが10本、ワーキンググループ・ノート
が3本公開されました。

下記の仕様は、以下の記号によって区別してあります。

ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]

〔〔勧告〕〕

↑ SOAP over Java Message Service 1.0(2012年2月16日)
   JMS(Java Message Service)をサポートするメッセージングシステムに
   SOAPをバインドする方法を規定した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2012/REC-soapjms-20120216/

↑ Ontology for Media Resources 1.0(2012年2月9日)
   Web上のメディア・リソースを記述するコア・ボキャブラリ。メディア・
   リソースを記述する基本メタデータを網羅するプロパティの共通集合に基
   づいて定義される。
   http://www.w3.org/TR/2012/REC-mediaont-10-20120209/

↑ Widget Access Request Policy(2012年2月7日)
   ウィジェット内部からのネットワーク・アクセスを制御するセキュリティ・
   モデル、及び、ブラウザーが特定のネットワーク・リソースへのアクセル
   を許可するようウィジェット作成者が要求を出す方法を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/REC-widgets-access-20120207/

〔〔勧告候補〕〕

↑ A Direct Mapping of Relational Data to RDF(2012年2月23日)
   リレーショナル・データのRDFへの直接的なマッピングを定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/CR-rdb-direct-mapping-20120223/

↑ R2RML: RDB to RDF Mapping Language(2012年2月23日)
   リレーショナルデータベースからRDFデータセットへのカスタマイズした
   マッピング表現するための言語仕様。
   http://www.w3.org/TR/2012/CR-r2rml-20120223/

〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕

↑ Timing control for script-based animations(2012年2月21日)
   アニメーションの更新比率を制限できるユーザー・エージェント(ブラウ
   ザー)において、スクリプト・ベースのアニメーションを書く際に使うこ
   とができるAPIを定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-animation-timing-20120221/

■ Web IDL(2012年2月7日)
   DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した
   規格。
   このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要素と
   どのように対応づけられるかについても説明されている。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-WebIDL-20120207/

↑ Vibration API(2012年2月2日)
   ゲーム機器なので用いられるバイブレーションによるフィードバックのメ
   カニズムへのアクセスを行うAPIを定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-vibration-20120202/

〔〔ワーキングドラフト〕〕

□ CSS Transforms(2012年2月28日)
   CSSでスタイル付けられた要素を2次元、3次元空間で変形させるための規
   格。「CSS 2D transforms」「CSS 3D transforms」「SVG transforms」を
   集約した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-transforms-20120228/

□ CSS Fragmentation Module Level 3(2012年2月28日)
   ページや段などにまたがるコンテンツ・フローを制御するための規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-break-20120228/

■ Clipboard API and events(2012年2月23日)
   Webアプリケーションでのコピー、カット&ペースト、ドラッグなどのクリッ
   プボード操作のAPIを説明した資料。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-clipboard-apis-20120223/

■ State Chart XML (SCXML): State Machine Notation for Control
   Abstraction(2012年2月16日)
   コール制御機能を持つCCXMLやハレル状態テーブルに基いた汎用的な状態
   機械ベースの実行環境を提供する規格。
  

↓ CSS Backgrounds and Borders Module Level 3(2012年2月14日)
   HTMLへのスタイル指定言語であるCSSレベル3の「Background」と「Border」
   に関する規定。2011年2月15日に勧告候補だったものが、今回ワーキングド
   ラフト・イン・ラストコールとして公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-background-20120214/

■ WebRTC 1.0: Real-time Communication Between Browsers(2012年2月9日)
   音声やビデオを含むローカルメディアをプラットフォームから要求したり、
   メディアをネットワーク経由で他のブラウザやデバイス(リアルタイム・
   プロトコルの適切なセットを実装したもの)に送信したり、他のブラウザ
   やデバイスから受信したメディアをローカルに処理して表示させたりする
   ためんお一連のAPIを定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-webrtc-20120209/

□ EMMA: Extensible MultiModal Annotation markup language Version 1.1
   (2012年2月9日)
   音声、ペン、キーストロークなどによるユーザインプットの解釈をXML形式
   で表現する方法を定義したEMMA(Extensible MultiModal Annotation
   markup language)のバージョン1.1(バージョン1.0は2009年2月10日にW3C
   勧告となっている)。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-emma11-20120209/

□ CSS Positioned Layout Module Level 3(2012年2月7日)
   CSS1、CSS2の拡張として、要素の位置決めや重ね(stacking)に関連した
   機能を含むCSSレベル3のモジュール。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-positioning-20120207/

□ Java language binding for Web IDL(2012年2月7日)
   Web IDL規格のJavaバインディング。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-WebIDL-Java-20120207/

■ The PROV Data Model and Abstract Syntax Notation(2012年2月2日)
   Web上のデータ作成に関わる人物、エンティティ、プロセスを表現するため
   の「出所(provenance)」のコア・データモデル。Web上には内容が食い違
   う様々なデータがあるが、その出所を知ることによってデータが信頼でき
   るものか判断するのに役立つ。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-prov-dm-20120202/

〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕

□ XInclude 1.1 Requirement and Use Cases(2012年2月14日)
   分割されたXMLファイルを取り込むためのXInclude 規格の拡張のための要
   件とユースケースをまとめた資料。
   http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-xinclude-11-requirements-20120214/

□ HTML/XML Task Force Report(2012年2月9日)
   HTMLとXMLの相互運用を探るために設立されたTAG タスクフォースの報告書。
   http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-html-xml-tf-report-20120209/

↓ Usage Patterns For Client-Side URI parameters(2009年4月15日)
   Webアプリケーションの状態管理に関連して、Webアプリケーションの中間
   ページのURIを生成することによって「戻る」ボタンが正しく動作するよう
   にしたり、ビデオなどのコンテンツの特定の位置をクライアントがアドレ
   ス指定できるようにするためのベストプラクティスを集めた資料。2009年
   4月15日にワーキングドラフトだったものが、今回ワーキンググループ・
   ノートとして公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-hash-in-uri-20120209/


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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
 http://www.w3.org/TR/

 





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