Digital Xpressメールニュース第130号
2012年05月11日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第130号・・★★
■ ■ ■ ■ 2012/5/11
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こんにちは。
丶l/ _ 緑が鮮やかな季節になりました。お元気でお過ごし
- ○ - ヽヽ ですか。
/ 丶 l |
丿 / 金環日食まで、あと10日ほどですね。日食メガネな
`ー´ どを用意して数ヶ月前から楽しみにされていた方も
∩∩ いらっしゃるでしょうか。本州で観測されるのは
( ) なんと約130年ぶりだそうです。子どもの頃に普通
(○ ) の下敷き越しに日蝕を見ていた記憶がありますが
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ それでは目を傷める可能性があるそうです。
皆さま気を付けて観察を楽しまれてくださいね。
それでは、Digital Xpressメールニュース第130号をお届けします。
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◆◆2012年3月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2012年3月中、勧告案が1本、勧告候補が8本、ワーキングドラフト・イン・
ラストコールが4本、ワーキングドラフトが20本、ワーキンググループ・
ノートが5本公開されました。
下記の仕様は、以下の記号によって区別してあります。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告案〕〕
↑ Media Fragments URI 1.0 (basic)(2012年3月15日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための文法
およびそれらをHTTPプロトコル経由で使用する方法を説明した規格。
2011年12月1日には「Media Fragments URI 1.0」という名称だったものが、
今回「Media Fragments URI 1.0 (basic)」という名称で公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/PR-media-frags-20120315/
〔〔勧告候補〕〕
↑ CSS Speech Module(2012年3月20日)
CSS3のテキスト読み上げのためのプロパティを規定する仕様。
Speech Synthesis Markup Language (SSML) Version 1.0のモデルに合うよ
うに設計されている。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-css3-speech-20120320/
↑ XML Encryption 1.1 CipherReference Processing using 2.0 Transforms
(2012年3月13日)
XML Signature 2.0 の変換モデル(transform model)をXML Encryption 1.1
のCipherReference要素の処理においてどのように使うかを指定した規格。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-xmlenc-transform20-20120313/
↑ XML Encryption Syntax and Processing Version 1.1(2012年3月13日)
XML Encryptionのバージョンアップ版。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-xmlenc-core1-20120313/
↑ XHTML+RDFa 1.1(2012年3月13日)
「RDFa Core 1.1」を記述する対象となるマークアップ言語としてXHTML1.1
のスーパーセットを用いた仕様。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-xhtml-rdfa-20120313/
↑ RDFa Lite 1.1(2012年3月13日)
初心者のために、単純な構造化マークアップのタスクに適用できるような
いくつかの属性に絞ってRDFaをサブセット化したもの。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-rdfa-lite-20120313/
↑ RDFa Core 1.1(2012年3月13日)
任意のマークアップ言語(XHTMLなど)に対して、すでに記述された要素に
属性を指定して構造化データを表現するためのRDFベースの仕様。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-rdfa-core-20120313/
■ Navigation Timing(2012年3月13日)
Webアプリケーションがナビゲーションのタイミングに関連した情報へアク
セスするためのインタフェースを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2012/CR-navigation-timing-20120313/
□ High Resolution Time(2012年3月13日)
システムクロックの歪み(skew)や調整に影響を受けずにサブミリ秒時間
分解能で現在時刻を返すJavascriptインターフェースを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-hr-time-20120313/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Widget Updates(2012年3月22日)
ウィジェットのバージョンアップに伴ってブラウザーがウィジェット・リ
ソースを更新するためのモデルを定義した仕様。HTTP経由、あるいはロー
カルなディスクから更新が行える。さらに、インストールのエラー、成功
を通知するための仕組みや、ウィジェット更新時のセキュリティポリシー
の再交渉の方法を記述している。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-widgets-updates-20120322/
↑ Web Workers(2012年3月13日)
Webアプリケーション作成者がメインページと並行にスクリプトを動かす
「Background Worker」を生成できるようにするAPIを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-workers-20120313/
↑ HTML5 Web Messaging(2012年3月13日)
HTML文書のブラウジングコンテキスト(browsing context)間での通信の
ための2つのメカニズムを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-webmessaging-20120313/
↑ CSS Values and Units Module Level 3(2012年3月8日)
HTMLやXMLのためのスタイルシート言語CSSで受け付ける値と単位を定めた
CSS3の1つのモジュール。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-values-20120308/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
↓ HTML+RDFa 1.1(2012年3月29日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。2011年5月25日
にワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが今回ワーキング
ドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-rdfa-in-html-20120329/
↓ HTML Microdata(2012年3月29日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
2011年5月25日にワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが今
回ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-microdata-20120329/
↓ HTML5(2012年3月29日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。2011年5月25日にワー
キングドラフト・イン・ラストコールだったものが今回ワーキングドラフト
として公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html5-20120329/
■ HTML5 differences from HTML4(2012年3月29日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html5-diff-20120329/
■ HTML5: Edition for Web Authors(2012年3月29日)
ブラウザ実装に関する詳細な規定を省いたHTML5のサブセット規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html5-author-20120329/
↓ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2012年3月29日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。 2011年
5月25日にワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが今回ワー
キングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html-polyglot-20120329/
■ HTML: The Markup Language(2012年3月29日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html-markup-20120329/
↓ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2012年3月29日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。2011年5月25日にワーキングドラフト・イ
ン・ラストコールだったものが今回ワーキングドラフトとして公開された。
<http://www.w3.org/TR/2012/WD-html-alt-techniques-20120329/
■ HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide
(2012年3月29日)
HTMLの要素/属性と様々なプラットフォーム上のアクセシビリティAPIとの
マッピングを行った説明書。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-html-aapi-20120329/
↓ HTML Canvas 2D Context(2012年3月29日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。2011年5月25日
にワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが今回ワーキングド
ラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-2dcontext-20120329/
□ XQuery Update Facility 3.0 Requirements and Use Cases
(2012年3月27日)
XQueryのデータ更新機能を規定する「XQuery Update Facility 3.0」の目
標、要件、ユースケースを説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-xquery-update-30-requirements-use-cases-20120327/
■ XQuery 3.0 Use Cases (2012年3月27日)
XQuery3.0の利用シナリオ。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-xquery-30-use-cases-20120327/
□ XQuery and XPath Full Text 3.0 Requirements and Use Cases
(2012年3月27日)
XQuery 3.0とXPath 3.0でのフルテキスト検索活用のための要件とユースケ
ースを説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-xpath-full-text-30-requirements-use-cases-20120327/
□ Website Accessibility Conformance Evaluation Methodology 1.0
(2012年3月27日)
WCAG 2.0に照らしてWebサイトのアクセシビリティに関する適合性を評価す
るための方法論を国際的に調和の取れた仕方で提供するための規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-WCAG-EM-20120327/
■ CSS Grid Layout(2012年3月22日)
Webアプリケーションの作成者向けのグリッド(格子)レイアウトのため機
能を説明したスタイルシート関連の仕様。2011年4月7日に「Grid Layout」
という名称だったものが、今回「CSS Grid Layout」という名称で公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-grid-layout-20120322/
■ CSS Flexible Box Layout Module(2012年3月22日)
インターフェース設計に特化したCSSのボックスモデルを定義した規格。
FirefoxのようなMozillaベースのアプリケーションのユーザーインター
フェースで使われているXULユーザーインターフェース言語のボックスモ
デルに基づいている。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-flexbox-20120322/
■ Web Audio API(2012年3月15日)
Webアプリケーションでの音声の処理・合成を行うための高レベルの
JavaScript APIを定めた規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-webaudio-20120315/
■ Tracking Preference Expression (DNT)(2012年3月13日)
HTTPのDNT要求ヘッダー・フィールド、埋め込みスクリプトから可読な
HTML DOMプロパティ、様々なユーザーエージェントのプラグインや拡張
APIにアクセス可能なプロパティを介してサイト間の追跡設定(tracking
preference)を表現するためのメカニズムを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-tracking-dnt-20120313/
■ Tracking Compliance and Scope(2012年3月13日)
"Do Not Track" 設定の意味を定義し、Webサイトがこの設定に準拠する
ための手法を提示した規格。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-tracking-compliance-20120313/
□ MediaStream Capture Scenarios(2012年3月6日)
画像や映像などのメディアのキャプチャを行うデバイスへのアクセスや、
そこからのコンテンツ配信を行うためのAPIの利用シナリオを説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2012/WD-capture-scenarios-20120306/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
[E] SMIL Timesheets 1.0(2012年3月28日)
SMIL3.0の要素と属性のタイミング制御を他の言語で利用できるようにする
ための言語。2008年1月10日に初登場だし、ワーキングドラフト・イン・ラ
ストコールとして公開されたが、今回SYMM Working Groupの閉鎖に伴い今
後更新の予定のないワーキンググループ・ノートとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-timesheets-20120328/
[E] The Media Capture API(2012年3月22日)
デバイスのオーディオ、イメージ、ビデオのキャプチャー機能へのアクセ
スをおこなうためのAPIを規定した規格。これが最終仕様であり今後更新の
予定はない。
http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-media-capture-api-20120322/
[E] Widget URI scheme(2012年3月13日)
「現行URI」を持つコンテキストは、HTTP経由で取り出した文書やローカル
なファイルシステムの文書では容易に入手可能であるが、ウィジェット・
パッケージ内で取り出された文書に対しては定義されていない。この規格
では、ウィジェット用のURI記法を定義している。今回、開発停止の決定に
伴いワーキンググループ・ノートとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-widgets-uri-20120313/
↓ Microdata to RDF(2012年3月8日)
HTML文書に機械可読データを埋め込む「HTMLマイクロデータ(HTML
microdata)」に対して、出力としてRDFを取り出すための規格。2012年
1月12日にワーキングドラフトとして公開されたが、今回インタレスト
グループ・ノート(Interest Group Note)として公開されている。
http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-microdata-rdf-20120308/
↓ HTML Data Guide(2012年3月8日)
HTML文書からデータを取り出すため、マイクロフォーマット
(Microformat)、RDF、マイクロデータ(microdata)といういくつかの
文法を使いこなすためのガイドライン。2012年1月12日にワーキングドラ
フトとして公開されたが、今回インタレストグループ・ノート(Interest
Group Note)として公開されている。
http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-html-data-guide-20120308/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/