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Digital Xpressメールニュース第131号

2012年06月08日作成 

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■    ■    ■    ★★・・Digital Xpressメールニュース第131号・・★★
■    ■  ■  ■                      2012/6/8
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こんにちは。

      //     とうとう梅雨入りのニュースが入ってきましたね。
      ||    いつもこの時期になると、店頭には一斉に梅の実が並び
  l ~~||~l  ます。毎年気になりつつも、なかなか手を出せずにいま
  | 。: || .|  したが、昨日やっと青梅を買ってきてせっせと漬けまし
  |   ||. |  た。獲れたての梅の実100個ほどを綺麗に拭いて、竹串で
  | °。||。|  ヘタを取って。梅酒と梅シロップが出来上がる予定です。
  | .   ||  |  
  | Ο ||  |  シロップは3週間ほどで完成するそう。梅雨が終わる前に
   |_________|  楽しむことができるでしょうか。


それでは、Digital Xpressメールニュース第131号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。

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◆◆2012年4月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2012年4月中、勧告が2本、勧告案が1本、勧告候補が3本、ワーキングドラフ
ト・イン・ラストコールが3本、ワーキングドラフトが13本、ワーキンググ
ループ・ノートが1本公開されました。

下記の仕様は、以下の記号によって区別してあります。

ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]

〔〔勧告〕〕

↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 1: Structures
   (2012年4月5日)
   XMLの要素、属性の構造を定義するスキーマ言語の改訂版。
   http://www.w3.org/TR/2012/REC-xmlschema11-1-20120405/


↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 2: Datatypes
   (2012年4月5日)
   XML Schemaおいて使用されるデータ型を定義した規格(XML Schemaの
   パート2。パート1は要素や属性の階層構造を定義する規格)の改訂版。
   http://www.w3.org/TR/2012/REC-xmlschema11-2-20120405/

〔〔勧告案〕〕

↑ Media Queries(2012年4月26日)
   HTML4とCSS2を使えば、画面用(screen)や印刷用(print)にスタイルを
   変えることができるが、それに加え、カラー(color)対応の画面であると
   か、幅の指定をした上でそれに適合する画面など、様々な条件をクエリと
   して指定することができるようにした規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/PR-css3-mediaqueries-20120426/

   ※ この規格は、2009年4月23日に本ニュースで勧告候補としてお伝えした後、
      2009年9月15日付、2010年7月27日付の勧告候補が存在しますが、本メール
      ニュースでお伝えしておりませんでした。申し訳ございません。不手際を
      深くお詫びします。

〔〔勧告候補〕〕

↑ Web IDL(2012年4月19日)
   DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した
   規格。
   このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要素と
   どのように対応づけられるかについても説明されている。
   http://www.w3.org/TR/2012/CR-WebIDL-20120419/

↑ CSS Image Values and Replaced Content Module Level 3(2012年4月17日)
   CSSの指定の一つであるimageの値の文法を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/CR-css3-images-20120417/

↑ CSS Backgrounds and Borders Module Level 3(2012年4月17日)
   HTMLへのスタイル指定言語であるCSSレベル3の「Background」と「Border」
   に関する規定。
   http://www.w3.org/TR/2012/CR-css3-background-20120417/

〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕

↑ Server-Sent Events(2012年4月26日)
   DOMイベント形式で、サーバーからプッシュ通知を受け取れるようにHTTP
   接続をオープンするためのAPIを定義した仕様。APIは、「Push SMS」の
   ような他のプッシュ通知でも使えるよう拡張できる設計となっている。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-eventsource-20120426/

■ Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0(2012年4月10日)
   障害を持つユーザーがより利用しやすいWebコンテンツオーサリングツールを
   設計するためのガイドライン。“The W3C Web Accessibility Initiative”
   が公開する一連のアクセシビリティガイドラインの一部。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-ATAG20-20120410/

↑ Cross-Origin Resource Sharing(2012年4月3日)
   XMLコンテンツにアプリケーションがアクセスすることができるかどうかを
   HTTPヘッダーやXML処理命令を使って指定できるようにした仕組み。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-cors-20120403/

〔〔ワーキングドラフト〕〕

■ File API: Writer(2012年4月17日)
   Webアプリケーションからファイルへの書き出しを行うためのAPIを定義
   した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-file-writer-api-20120417/

■ File API: Directories and System(2012年4月17日)
   ファイルシステムの階層をナビゲートするためのAPIを定義し、さらにユー
   ザーエージェントがユーザーのファイルシステムのサンドボックス化した
   セクションをWebアプリケーションに公開するための方法を定義した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-file-system-api-20120417/

■ Efficient XML Interchange (EXI) Profile(2012年4月10日)
   いわゆるバイナリXMLの利用時に問題となる場合があるメモリーの制限を
   考慮したキャッピング(capping)のルールをプロファイルとして定めた
   規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-exi-profile-20120410/

□ CSS Variables Module Level 1(2012年4月10日)
   CSSレベル3の機能の一部として、プリミティブな値の型として変数を新た
   に規定した仕様。変数はあらゆるプロパティで利用可能。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css-variables-20120410/

↓ Implementing ATAG 2.0(2012年4月10日)
   Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0のチェックポイントを実装
   する際の技法を提案した資料。2011年7月21日にワーキングドラフト・イン・
   ラストコールだったものが、今回ワーキングドラフトとして公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-IMPLEMENTING-ATAG20-20120410/

□ Terms for describing people(2012年4月5日)
   “名前”、“住所”、“所属組織”など「人」に関する属性情報の記述方
   法を定義した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-vocab-people-20120405/

□ An organization ontology(2012年4月5日)
   これによって様々なドメインに渡って組織情報のLinked-Data(“リンク
   するデータ”)の公開をサポートすることを目的とし、「組織」の構造の
   コア・オントロジーを記述した仕様。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-vocab-org-20120405/

□ Data Catalog Vocabulary (DCAT)(2012年4月5日)
   Webで公開されるデータ・カタログ間の相互運用性を促進するためのRDF
   ボキャブラリ。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-vocab-dcat-20120405/

□ The RDF Data Cube Vocabulary(2012年4月5日)
   RDFを用い、統計情報などの多次元データを関連するデータ集合や概念に
   リンクできるような仕方でWeb上で公開するためのボキャブラリ。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-vocab-data-cube-20120405/

■ DOM4(2012年4月5日)
   WebプラットフォームのDOM Coreパートを定義する規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-dom-20120405/

■ CSS Transitions(2012年4月3日)
   CSSのプロパティ値の変化がスムーズに起きるようにしたスタイルシート・
   モジュール。2009年12月1日には「CSS Transitions Module Level 3」とい
   う名称だったものが、今回「CSS Transitions」という名称で公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-transitions-20120403/

■ CSS Transforms(2012年4月3日)
   CSSでスタイル付けられた要素を2次元、3次元空間で変形させるための規格。
   「CSS 2D transforms」「CSS 3D transforms」「SVG transforms」を集約
   した規格。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-transforms-20120403/

■ CSS Animations(2012年4月3日)
   CSSのプロパティ値を時間によって変化させることができるようにしたスタ
   イルシート・モジュール。2009年3月20日には「CSS Animations Module 
   Level 3」という名称だったものが、今回「CSS Animations」という名称で
   公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/WD-css3-animations-20120403/

〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕

↓ Requirements for Japanese Text Layout(2012年4月3日)
   JIS X 4051「日本語文書の行組版方法」をベースに、CSS、SVG、XSL-FO
   などの技術を使った汎用的な日本語レイアウトへの要件をまとめた資料。
   JIS X 4051以外の分野もカバーしている。タイトルには明示されていない
   が、2009年6月4日にワーキンググループ・ノートとなった同タイトルの
   仕様の第2版。2011年11月29日にワーキンググループとして公開された
   ものが、今回ワーキンググループ・ノートとして公開された。
   http://www.w3.org/TR/2012/NOTE-jlreq-20120403/


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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
 http://www.w3.org/TR/






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