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日本を代表するインターネットポータルサイト 魅力満載の「goo」に迫る !

2005年08月01日作成   1page  2page 

WEB 上で検索して欲しい情報を得ることが当たり前になっている世の中で、一歩先ゆくサービスを提供し、ユーザを魅了している「goo」。そんな「goo」について NTT レゾナント株式会社浅野氏にお話を伺いました。

はじめに、「goo」というネーミングの由来を教えてください。

はい。「goo」というブランドネームには、『コレが知りたい!』『アレが欲しい!』『アソコへ行きたい!』等、皆さまのあらゆる知識欲/物欲/好奇心をかなえるための" 最初のパートナー " としてご利用いただきたいとの想いが込められています。ネットを使いこなす全ての皆さまに、「さいしょはグー!」と覚えていただきたいと願っております。

ポータルサイトとしての「goo」の強みを教えてください。コンテンツやシステムにおいて、工夫された点はなんでしょうか。

弊社のポータルの強みは幾つかありますが、1 番は「日本人が日本語で検索する際に最も便利な検索サービス」ということにこだわりをもち、日本語検索に優れたエンジンを提供しているということです。「goo」の検索エンジンは唯一の純国産検索エンジンです。US の検索エンジンも日本語に対応していますが、翻訳して日本語にしており、エンジンそのもののチューニングの基礎が異なっています。「goo」の検索エンジンは NTT の研究所がこれまで数十年かけて研究してきた日本語の処理技術を背景にしており、日本語で検索をしたときに、日本人にマッチする検索結果を提示します。

その一つとして表記ゆれ吸収機能があります。日本語の場合、送り仮名、平仮名、カタカナ、漢字等、表記のゆれが生じ、なかなか思い通りの結果が得られない場合があると思います。そのような日本語特有の表記ゆれを自動的に補正するという機能です。例えば、「らーめん」と平仮名で検索した場合に「ラーメン」「拉麺」も表示します。この時に濁音や長音の発音表記の違いについても対応しています。並んで「推薦ワード」を提示する機能もあります。一般的によく間違える文字として、たとえば「英和辞典」を誤って「英和事典」と入力してしまう場合ですとか、正しい漢字になかなかパソコンが変換してくれないものや略称などについても対応し、推薦ワードを提示しています(図 1)。


図1:推薦ワードを提示する機能

さらに、検索したキーワードと関連性の高いキーワードを表示することによって欲しい情報をより見つけやすくする「関連ワード」の提示機能もあります。例えとしては、「サッカー」というキーワードで検索したときに「サッカー日本代表」や「サッカーチケット」などの関連したキーワードを表示します(図 2)。


図2:「サッカー」で検索した際の関連キーワードを表示している

その他にもアダルトフィルタリングという有害なコンテンツを見せないようにするサービスも無料で提供しています。ページの内容やキーワードそのものでもブロックし、有害なコンテンツを非表示にすることができます。これを無料で提供しているのは現時点で「goo」だけです。日本語検索に強いことに加えて、「goo」ではさらなる検索サービスの利便性を向上させる多様な検索機能を提供しています。

その一つとしてユーザが、あるキーワードで検索した時に知りたいことが一回の検索ですぐに分かるという「ワンストップ検索」を試みています。例えば、ゲーム業界で「ウイイレ」という略称でよく呼ばれている「ウイニングイレブン」というソフトがあります。検索する際に「ウイイレ」と入れることで「ウイニングイレブン」に対する直接の検索結果を上段に表示し、さらに右側のナビゲーションにて、「goo」の有する豊富な専門データベースから、「ウイニングイレブン」に関連するゲームや、「教えてgoo」というQ&A サービスの中で「ウイニングイレブン」に関して質問があった項目、ブログの中で「ウイニングイレブン」について書かれているものをまとめて表示します。

「ウイイレ」で検索して、「ウイニングイレブン」の情報を表示これにより、「ウイニングイレブン」というキーワードで調べたときに、「ウイニングイレブン」のゲーム攻略法を知りたいのではないか、価格を知りたいのではないか、もしくは「ウイニングイレブン」で分からないことがあるから誰かに聞きたいのではないか、と一歩先まで考えた検索結果をユーザに提供します(図 3)。


図3:ワンストップ検索機能。

このように「goo」では「検索のその先へ」というキャッチフレーズを掲げ、様々な検索結果をただ単に表示するだけでなく、ユーザが1つのキーワードを入れるだけで、必要としている情報まですぐにたどり着けるように「行動支援検索サービス」を提供しています。

例えば、本当に「ウイイレ」という言葉があった場合どのようになるのでしょうか。

検索エンジンの裏側でこれまでユーザが検索したキーワードを基にした辞書を持っていますので、例えば一般的に「ウイイレ」が「ウイニングイレブン」の場合にも、「ウイイレ」という異なる意味の言葉があった場合には、上位には出てこないかもしれませんが、そちらも表示します。このような意味としてどちらとも取れるようなキーワードについては、よりユーザの求めている検索結果に近いものを提供できるよう、日ごろからチューニングしています。

この度ウェブ検索におけるゲーム関連情報を強化することで、従来のようにゲームの専門サイトに行かなくても「goo」のウェブ検索で手軽に最新情報を入手できるようになりました。また、企業名で検索した場合も同じようにワンストップ検索結果を表示しています。

本機能の提供に際しては、ユーザが検索したキーワードにより即座に「goo」の検索エンジンがカテゴリを判断して右側のナビゲーションの並びを制御しています。ですから企業名で検索した場合とゲーム名で検索した場合には右側のナビゲーションの表示が異なります。例えば「NTT」で検索した場合には、NTT の企業概要、財務情報、グループ企業やプレスリリースを右ナビに表示します。今までですと、NTT で検索し、NTT のホームページへ行ってから企業概要や財務情報を探すという3段階の検索でしたが、これからは「NTT」で検索していただくだけで、NTT のサイト内にある情報までも表示されるので、1回の検索で探しているものをすぐに見つけることができます。単語の種類を分類する技術を活用して、単語が明確に分類されたジャンルと結びつくように随時進めています。

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