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【Toy Box:009】FrameMakerによるXML自動組版のすすめ‐その2

2010年09月01日作成 

前回は、XML自動組版を行うために以下のファイルが必要であることについて説明しました。

●構造化テンプレート

●読み書きルール

●DTD

これらのファイルはどこで指定するのでしょうか。

構造化アプリケーションで定義ファイルで指定します。

構造化アプリケーションは以下の方法で定義します。

1.[構造ツール/アプリケーション定義]を編集を選択します。
このコマンドは、以下の場所から、アプリケーション定義が保存された structapps.fm ファイルを開きます。

WinXPの場合:
\Documents and Settings\<UserName>\Application Data\Adobe\FrameMaker\9\

2.StructuredSetup エレメントの子として、[XMLApplication]エレメントを挿入します。

 

structeredapp1.jpg
3.任意のアプリケーション名を入力します。ここでは、「UTproject」という名前にします。


4.[Template]エレメントを挿入し、XML組版で使用する構造化テンプレートのファイルz名(ここでは、「UTproject_template.fm」とする)を指定します。

 

5.[ReadWriteRules]エレメントを挿入し、XML組版で使用する読み書きルールのファイル名(ここでは、「UTproject_rw.fm」とする)を指定します。

 

6.[DTD]エレメントを挿入し、XML組版で使用するDTDのファイル名(ここでは、「UTproject.dtd」とする)を指定します。

手順の3~6を行うと下記のようになります。

structeredapp2.jpg

7.[ファイル/上書き保存]を選択して、「structapps.fm」 ファイルを保存します。

 

8.[構造ツール/アプリケーション定義を読み込み]を選択して、新しいアプリケーション定義で FrameMaker を更新します。

 

9.最後に、構造化アプリケーション定義に指定したディレクトリに、構造化テンプレート、読み書きルール、およびDTDなどのファイルをコピーする必要があります。

 

以上の手順でXML自動組版に必要な環境を整えることができます。

XMLファイルを読み込む際に、アプリケーション名として上記の手順3に指定した「UTproject」を指定すれば、上記に指定したファイルを使用してXML自動組版が実行されます。

 

何かご質問がございましたら、こちら からお願いいたします。

 

 


 





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