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デベロッパーズコーナー:XMLとデータベース II(2)

2002年01月01日作成 

SQL Server 2000を使ってみよう
第1回:SQL Server 2000 の概要と基本設定

(株)日本ユニテック
山崎 太郎


目次<全3ページ>

2.SQL Server 2000の機能強化
    XML関連機能

SQL Server 2000 の機能強化

SQL Server の以前のバージョンである SQL Server 7.0 は Windows プラットフォーム上での RDBMS として定評のあるものでした。さらに、SQL Server 2000 ではさまざまな機能強化が図られています。 特に、大規模データベースの管理や、企業間のデータ連携のための機能が強化されました。

データウェアハウス データウェアハウスは、膨大な情報を収集、管理し、そのデータを分析することによってビジネスの意思決定を行ったり、今後の動向を予測したりするための手法です。SQL Server 2000 では、OLAP(Online Analytical Processing)ツールやデータマイニングなどの機能を標準搭載し、データウェアハウスへの対応を強化しています。
XML サポートの強化 SQL Server 7.0 でも追加機能という形で XML への対応が可能でしたが、SQL Server 2000 では標準機能として XML のサポートが強化されました。特に標準規格へのサポートを行っており、XPath(XML Path Language)や XSL(Extensible Stylesheet Language)、XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)をサポートしています。
安定性や信頼性の
向上
SQL Server 2000 本体の安定性の向上に加え、クラスタリングやスケールアウトのための機能を備え、トラブルが発生した際のダメージを最小限にとどめることができます。

特に SQL Server 2000 の XML 関連の機能を中心に見てみましょう。

XML関連機能

SQL Server 2000 が対応している主な XML 関連機能には次のようなものがあります。

  • HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)でのデータアクセス
  • XDR(XML-Data Reduced)スキーマと、それに対応するための XPath クエリ
  • Transact-SQL での XML データの書き込み

HTTP でのデータアクセスについては、SQL Server 7.0(または SQL Server 6.5 + Service Pack でも可能です)でも、アドインとして XML Technology Preview for SQL Server というツールを組み合わせると、Web ブラウザを使ってデータベースの内容を XML として参照することができました。SQL Server 2000 ではそれらの機能をさらに強化し、標準機能として実装されています。

このシリーズでは、実際に SQL Server 2000 を使って、Web ブラウザから SQL Server 2000 のデータを参照してみましょう。





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