Digital Xpressメールニュース第100号
2009年11月02日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第100号・・★★
■ ■ ■ ■ 2009/11/2
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皆さん こんにちは。
(¨) 今日は急に冷え込みましたが、皆様いかがお過ごしで
|| しょうか。
⊂_=~ ̄ ̄~=_つ さて、月に一度お送りしているこのDigital Xpressメー
〃X X X X ヾ ルニュースもなんと今回の号で100号となりました!!
∥ X X X X∥ これもすべていつもメールニュースを読んで下さっている
⊂ヾX X X X 〃⊃ 皆様のおかげです。これからもよりよいものを長く皆様に
~=_ X X_=~ お届けできるようにがんばりたいと思います。
~∨~
それでは、第100号をお届けします。
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◆◆2009年9月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2009年9月中、勧告が3本、勧告案が12本、勧告候補が3本、ワーキングドラフ
ト・イン・ラストコールが1本、ワーキングドラフトが11本、グループノート
が4本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
〔〔勧告〕〕
↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Grouping of Resources
(2009年9月1日)
Web上のあらゆるリソースを記述するための規格。記述にRDFを使用する。
http://www.w3.org/TR/2009/REC-powder-grouping-20090901/
↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Formal Semantics
(2009年9月1日)
POWDER(Protocol for Web Description Resources)文書が、まずより制
約の強いXML形式(POWDER-BASE)に変換され、次にセマンティックWebツー
ルで利用できるRDF/OWL形式(POWDER-S)に変換される仕組み。
http://www.w3.org/TR/2009/REC-powder-formal-20090901/
↑ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Description Resources
(2009年9月1日)
Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)の
Description Resources (DR)の作成、ライフサイクルについて規定した文書。
http://www.w3.org/TR/2009/REC-powder-dr-20090901/
〔〔勧告案〕〕
↑ rdf:PlainLiteral: A Datatype for RDF Plain Literals(2009年9月22日)
RIFとOWLの両方で用いられる国際化したテキストを表現するためのプリミ
ティブなデータタイプを規定したもの。
http://www.w3.org/TR/rdf-plain-literal/
↑ OWL 2 Web Ontology Language XML Serialization(2009年9月22日)
OWL2の文法と構造をXMLを使って表現するための仕様。XML Schemaを使って
定義されている。
http://www.w3.org/TR/owl2-xml-serialization/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Structural Specification and
Functional-Style Syntax(2009年9月22日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
格。この文書では、OWLの機能スタイル文法を定義している。また、OWL2
オントロジーの情報構造仕様も含まれている。
http://www.w3.org/TR/owl2-syntax/
↑ OWL 2 Web Ontology Language RDF-Based Semantics(2009年9月22日)
OWL2のためのRDF互換のモデル理論的セマンティクス。「OWL 2 Full」と呼
ばれる。
http://www.w3.org/TR/owl2-rdf-based-semantics/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Quick Reference Guide(2009年9月22日)
OWL2のためのクイックリファレンス。
http://www.w3.org/TR/owl2-quick-reference/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Profiles(2009年9月22日)
より簡単かつ効率的に実装することができるOWL2のいくつかのプロファイ
ルを定めた資料。
http://www.w3.org/TR/owl2-profiles/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Primer(2009年9月22日)
OWL2の初心者向け入門書。
http://www.w3.org/TR/owl2-primer/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Document Overview(2009年9月22日)
OWL2を構成する13の文書のパート1となる資料であり、OWL2そのものと他
のOWL2文書の紹介を行っている。その中でOWL2の文法や、様々なセマンティ
クス、プロファイルそしてOWL1とOWL2でのセマンティクスの違いについて
説明している。
http://www.w3.org/TR/owl2-overview/
↑ OWL 2 Web Ontology Language New Features and Rationale
(2009年9月22日)
OWL2の新機能について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/owl2-new-features/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Mapping to RDF Graphs(2009年9月22日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
格。この文書では、OWL2の機能スタイル文法とRDF交換文法の対応を説明し
ている。
※お詫び:この前の版として2009年6月11日の勧告候補が存在しますが、6月
の動向メールでこれが含まれておりませんでした。お詫びいたします。
http://www.w3.org/TR/owl2-mapping-to-rdf/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Direct Semantics(2009年9月22日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2.0を構成する一つの
規格。この文書では、OWLのモデル理論的意味論を解説している。
http://www.w3.org/TR/owl2-direct-semantics/
↑ OWL 2 Web Ontology Language Conformance(2009年9月22日)
OWL2ツールがOWL2仕様に適合するための条件を説明すると同時に、適合性
テストに使うことのできるテストケースを提供している。
http://www.w3.org/TR/owl2-conformance/
◆◇─────────────────────────────────┐
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〔〔勧告候補〕〕
↑ Timed Text (TT) Authoring Format 1.0 - Distribution Format Exchange
Profile (DFXP)(2009年9月24日)
timed text authoring format (TT AF)の時間情報付きテキストを、従来の
配布システム間で配布形式の交換するための記述形式。
http://www.w3.org/TR/ttaf1-dfxp/
↑ WebCGM 2.1(2009年9月15日)
ISO規格であるCGM(Computer Graphics Metafile)のWeb対応規格WebCGM2.0
のバージョンアップ版。
http://www.w3.org/TR/webcgm21/
■ Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification
(2009年9月8日)
HTMLやXMLへのスタイル指定言語であるCSS2のバージョンアップ版。
※お詫び:この前の版として2009年4月23日の勧告候補が存在しますが、4
月の動向メールでこれが含まれておりませんでした。お詫びいたします。
http://www.w3.org/TR/CSS2
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2009年9月24日)
数式をタグで表現した規格の第3版。
http://www.w3.org/TR/MathML3/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
□ Design Notes for Extensible Stylesheet Language (XSL) 2.0
(2009年9月29日)
XML文書へのスタイル付け言語であるXSL(Extensible Stylesheet
Language)のXSL-FOのパートでバージョン2.0から導入された機能や変更点
を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/xslfo20/
□ WebSimpleDB API(2009年9月29日)
トランザクショナル・データベースにおいて順序付けられたキーと値のペ
アを格納したり取り出したりするためのAPIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/WebSimpleDB/
■ Web Services Transfer (WS-Transfer) (2009年9月24日)
Webサービス・リソースをXMLで表現したものに対するアクセスを行うため
のSOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/ws-transfer
■ Web Services Resource Transfer (WS-RT) (2009年9月24日)
WS-Transferに対してリソースの一部へのアクセスを拡張した規格。
http://www.w3.org/TR/ws-resource-transfer
■ Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)
(2009年9月24日)
Webサービスのエンドポイントに関連付けられたメタデータをWS-Transfer
のリソースとして表現したり、WS-Addressingのエンドポイント参照に埋め
込んだり、Webサービスのエンドポイントから取り出したりできるかを定義
した規格。
http://www.w3.org/TR/ws-metadata-exchange
■ Web Services Eventing (WS-Eventing) (2009年9月24日)
Webサービスがイベント通知メッセージを受信できるように登録するための
プロトコル。
http://www.w3.org/TR/ws-eventing
■ Web Services Enumeration (WS-Enumeration) (2009年9月24日)
ログやメッセージキューなどの列挙情報をたどるのに使う、XML要素を列挙
するためのSOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/ws-enumeration
■ Web Storage(2009年9月10日)
Webクライアントにおける永続データストレージのための2つのAPI(1つ
はキーと値のペア(KVP)のデータへのアクセスのためのAPI、もう1つは
構造化データへのアクセルのためのAPI)を定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/webstorage/
□ Web Database(2009年9月10日)
SQL系の言語を使って照会できるデータベースにデータを格納するためのAPI
を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/webdatabase/
□ Publishing Open Government Data(2009年9月8日)
電子政府におけるデータ公開のガイドラインとなる資料。
http://www.w3.org/TR/gov-data/
■ Document Object Model (DOM) Level 3 Events Specification
(2009年9月8日)
プラットフォームや言語に依存しない汎用的なイベントシステムであるDOM
イベント・レベル3の文書。これによって、イベント・ハンドラの登録、
木構造に沿ったイベント・フローの記述などが行える。
http://www.w3.org/TR/DOM-Level-3-Events/
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〔〔グループノート〕〕
↓ Requirements for String Identity Matching and String Indexing
(2009年9月15日)
W3C規格で利用する文字モデルのストリング・アイデンティティ・マッチン
グとストリング索引に関する要件をまとめた資料。1998年以来の改訂。
http://www.w3.org/TR/charreq/
■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Test Suite
(2009年9月10日)
POWDER(Protocol for Web Description Resources)のテストケース集。
http://www.w3.org/TR/powder-test/
↓ Authoring HTML: Handling Right-to-left Scripts(2009年9月8日)
XHTMLやHTMLにおいて、右から左へ文字を並べるアラビア語、ヘブライ語な
どを扱うための方法を記した規格。2009年7月14日のワーキングドラフトの
時点では「Best Practices for Authoring HTML: Handling Right-to-left
Scripts」という名称だった。
http://www.w3.org/TR/i18n-html-tech-bidi/
■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Primer
(2009年9月1日)
Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)
の解説書。
http://www.w3.org/TR/powder-primer/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/