Digital Xpress メールニュース第95号
2009年05月27日作成
■■■ ■ ■ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第95号・・★★
■ ■ ■ ■ 2009/5/27
■■■ ■ ■ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
─── /| ──── 大変長らくお待たせいたしましたが、Digital Xpress
── //| ─ 卜、─ 誌の記事がWebで公開される日程が決定いたしました。
── | _| ─ |ヽ ─ ★ 2009年6月1日(月)公開 ★
──_| (ノ─ _| 丿─ ★ https://x-plus.utj.co.jp/index.html ★
─ (ノ── (ノ ── これからどんどん新着記事を公開していきますので、
是非楽しんでください。
それでは、第95号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆2009年4月中W3Cによって公開された規格◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2009年4月中、勧告候補が3本、ワーキングドラフト・イン・ラストコールが
12本、ワーキングドラフトが23本、グループノートが3本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・★
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
〔〔勧告候補〕〕
↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 1: Structures
(2009年4月30日)
XMLの要素、属性の構造を定義するスキーマ言語の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-xmlschema11-1-20090430/
↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 2: Datatypes
(2009年4月30日)
XML Schemaおいて使用されるデータ型を定義した規格(XML Schemaのパー
ト2。パート1は要素や属性の階層構造を定義する規格)の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-xmlschema11-2-20090430/
↑ Media Queries(2009年4月23日)
HTML4とCSS2を使えば、画面用(screen)や印刷用(print)にスタイルを
変えることができるが、それに加え、カラー(color)対応の画面であると
か、幅の指定をした上でそれに適合する画面など、様々な条件をクエリと
して指定することができるようにした規格。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-css3-mediaqueries-20090423/
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Widgets 1.0: Digital Signatures(2009年4月30日)
ウィジェット(「Widgets」)のリソースへの電子署名を行うためのXML署
名規格のプロファイル。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-digsig-20090430/
■ OWL 2 Web Ontology Language Mapping to RDF Graphs(2009年4月21日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
格。この文書では、OWL2の機能スタイル文法とRDF交換文法の対応を説明し
ている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-mapping-to-rdf-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Profiles(2009年4月21日)
より簡単かつ効率的に実装することができるOWL2のいくつかのプロファイ
ルを定めた資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-profiles-20090421/
↑ OWL 2 Web Ontology Language RDF-Based Semantics(2009年4月21日)
OWL2のためのRDF互換のモデル理論的セマンティクス。「OWL 2 Full」と
呼ばれる。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-rdf-based-semantics-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Direct Semantics(2009年4月21日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2.0を構成する一つの
規格。この文書では、OWLのモデル理論的意味論を解説している。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-semantics-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Structural Specification and Functional
-Style Syntax(2009年4月21日)
OWLに関し、いくつかの機能拡張を行ったバージョン2を構成する一つの規
格。この文書では、OWLの機能スタイル文法を定義している。また、OWL2
オントロジーの情報構造仕様も含まれている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-syntax-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Conformance(2009年4月21日)
OWL2ツールがOWL2仕様に適合するための条件を説明すると同時に、適合性
テストに使うことのできるテストケースを提供している。名称が
「Conformance and Test Cases」から「Conformance」に変わった。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-test-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language XML Serialization(2009年4月21日)
OWL2の文法と構造をXMLを使って表現するための仕様。XML Schemaを使って
定義されている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-xml-serialization-20090421/
↑ rdf:text: A Datatype for Internationalized Text(2009年4月21日)
RIFとOWLの両方で用いられる国際化したテキストを表現するためのプリミ
ティブなデータタイプを規定したもの。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-rdf-text-20090421/
■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Description
Resources(2009年4月3日)
Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)の
Description Resources (DR)の作成、ライフサイクルについて規定した文書。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-powder-dr-20090403/
■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Formal Semantics
(2009年4月3日)
POWDER(Protocol for Web Description Resources)文書が、まずより制
約の強いXML形式(POWDER-BASE)に変換され、次にセマンティックWebツー
ルで利用できるRDF/OWL形式(POWDER-S)に変換される仕組み。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-powder-formal-20090403/
■ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Grouping of
Resources(2009年4月3日)
Web上のあらゆるリソースを記述するための規格。記述にRDFを使用する。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-powder-grouping-20090403/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
★ SVG Compositing Specification(2009年4月30日)
視覚効果を出すために、ディジタル・イメージ合成に関するPorter-Duffの
オペレーターとブレンディング・モードをすべてサポートしたSVGのモジュー
ル。SVG 1.1 FullとSVG 1.2 Tinyで用いることができる。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-SVGCompositing-20090430/
★ SVG Referenced Parameter Variables 1.0, Part 1: Primer
(2009年4月30日)
SVGコンテンツにパラメータ変数で値を渡すことができるようにするSVG 2.0
のモジュール。SVG向けに設計されてはいるが、CSSによりスタイル付けされ
たHTML やXSL-FOのような他の環境でも用いることができる。パート1では、
一般的な開発者やコンテンツ作成者のための機能を紹介している。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-SVGParamPrimer-20090430/
★ SVG Referenced Parameter Variables 1.0, Part 2: Language
(2009年4月30日)
SVGコンテンツにパラメータ変数で値を渡すことができるようにするSVG 2.0
のモジュール。SVG向けに設計されてはいるが、CSSによりスタイル付けさ
れたHTML やXSL-FOのような他の環境でも用いることができる。パート2で
は、マークアップとインターフェースを定義している。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-SVGParam-20090430/
★ Use cases and requirements for Media Fragments(2009年4月30日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための
「Media Fragments 1.0」仕様のユースケースと要件をまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-media-frags-reqs-20090430/
↓ Widgets 1.0: Requirements(2009年4月30日)
ウィジェット(「Widgets」)の様々な側面を標準化するための設計目標や
要件をリストした資料。2008年9月15日にはワーキングドラフト・イン・ラ
ストコールだったものが、今回ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-reqs-20090430/
■ XML Signature Properties(2009年4月30日)
XML Signatureで規定されているXML Signature のプロパティを記述するた
めのSignatureProperties 要素の中で仕えるプロパティ(要素)とその名
前空間を定めたもの。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xmldsig-properties-20090430/
↓ Evaluation and Report Language (EARL) 1.0 Schema(2009年4月28日)
テスト結果を表現する標準フォーマットであるEARL 1.0の正式なスキーマ。
ベンダーやプラットフォームに依存しないWebアクセシビリティ評価ツール
間でのテスト結果の交換を実現する。また、一般的なウェブの品質保証や
妥当性確認のための再利用可能な用語集(vocabulary)を提供する。2007年
3月23日にはワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが、今回
ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-EARL10-Schema-20090428/
★ Server-Sent Events(2009年4月23日)
DOMイベント形式で、サーバーからプッシュ通知を受け取れるようにHTTP接
続をオープンするためのAPIを定義した仕様。APIは、「Push SMS」のような
他のプッシュ通知でも使えるよう拡張できる設計となっている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-eventsource-20090423/
■ HTML 5(2009年4月23日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-html5-20090423/
■ HTML 5 differences from HTML 4(2009年4月23日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-apis-20090423/
★ The Web Sockets API(2009年4月23日)
遠隔のホストとの双方向通信のためのWebのソケット・プロトコルをWeb
ページが使えるようにするためのAPIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-websockets-20090423//
★ Web Storage(2009年4月23日)
Webクライアントにおける永続データストレージのための2つのAPI(1つ
はキーと値のペア(KVP)のデータへのアクセスのためのAPI、もう1つは
構造化データへのアクセルのためのAPI)を定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-webstorage-20090423/
■ Widgets 1.0: APIs and Events(2009年4月23日)
Widgets 1.0関連規格のためのAPIやイベントを定義したもの。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-apis-20090423/
★ Web Workers(2009年4月23日)
Webアプリケーション作成者がメインページと並行にスクリプトを動かす
「Background Worker」を生成できるようにするAPIを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-workers-20090423/
★ OWL 2 Web Ontology Language Data Range Extension: Linear
Equations(2009年4月21日)
OWL2において、有理数を係数とする線型方程式を取り込むための文法とセ
マンティクスを指定した資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-dr-linear-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Manchester Syntax(2009年4月21日)
OWL2のためのフレームベースのコンパクトな文法。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-manchester-syntax-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language New Features and Rationale
(2009年4月21日)
OWL2の新機能について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-new-features-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Document Overview(2009年4月21日)
OWL2を構成する13の文書のパート1となる資料であり、OWL2そのものと他
のOWL2文書の紹介を行っている。その中でOWL2の文法や、様々なセマン
ティクス、プロファイルそしてOWL1とOWL2でのセマンティクスの違いにつ
いて説明している。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-overview-20090421/
★ OWL 2 Web Ontology Language Primer(2009年4月11日、4月21日)
OWL2の初心者向け入門書。4月11日に最初に公開された後すぐ21日に更新版
が公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-primer-20090421/
■ OWL 2 Web Ontology Language Quick Reference Guide(2009年4月21日)
OWL2のためのクイックリファレンス。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-owl2-quick-reference-20090421/
★ Usage Patterns For Client-Side URI parameters(2009年4月15日)
Webアプリケーションの状態管理に関連して、Webアプリケーションの中間
ページのURIを生成することによって「戻る」ボタンが正しく動作するよう
にしたり、ビデオなどのコンテンツの特定の位置をクライアントがアドレ
ス指定できるようにするためのベストプラクティスを集めた資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-hash-in-uri-20090415/
■ Efficient XML Interchange Evaluation(2009年4月7日)
Efficient XML Interchange (EXI)の評価結果をまとめたもの。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-exi-evaluation-20090407/
■ CSS Template Layout Module(2009年4月2日)
ウィジェットの位置決めや揃え、ページやウィンドウでのレイアウト・グ
リッドなど、レイアウトを記述するためのCSSモジュール。2007年8月9日
の公開時には「CSS Advanced Layout Module」だったものが名称が変わっ
ている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-css3-layout-20090402/
〔〔グループノート〕〕
★ W3C Personalization Roadmap: Ubiquitous Web Integration of
AccessForAll 1.0(2009年4月9日)
デバイスを意識したカスタマイズとユーザーのニーズや嗜好に合わせたパー
ソナライズを統合するための活動のロードマップを記した報告書。
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-UWA-personalization-roadmap-20090409/
↓ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Primer
(2009年4月3日)
Webリソースのグループに関する情報をメタデータを記述することにより提
供する仕組みであるPOWDER(Protocol for Web Description Resources)
の解説書。
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-powder-primer-20090403/
↓ Protocol for Web Description Resources (POWDER): Test Suite
(2009年4月3日)
POWDER(Protocol for Web Description Resources)のテストケース集。
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-powder-test-20090403/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆詳細について◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/