Digital Xpressメールニュース第103号
2010年01月28日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第103号・・★★
■ ■ ■ ■ 2010/1/28
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こんにちは。
今日は全国的に雨のところも多く、厚い雲に覆われていますが、昨日までは
冬晴れが続いていて東京では夜空がとてもきれいでした。
/ ⌒ヽ + ☆ 特に昨晩は、月の周りに虹のようなきれいな輪がかかっ
| | ていたのですがご覧になった方はいらっしゃるでしょう
。 丶_ ノ ★ か。これは、月の光冠と呼ばれているようで満月前後の
___________ 明るい月に薄い雲がかかった際に光が回折することで起
(____ )__ こる現象のようです…。難しいことはよくわかりません
(___) が、とにかく幻想的な夜空でした。雨がやんだら皆様も
ぜひ夜空を見上げてみてください♪
それでは、第103号をお届けします。
このメールは等幅フォント(MSゴシック・Osaka等)で最適にご覧になれます。
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◆◆2009年12月中W3Cによって公開された規格◆◆
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勧告が1本、勧告案が1本、勧告候補が9本、ワーキングドラフト・イン・ラスト
コールが6本、ワーキングドラフトが23本、グループノートが2本公開されました。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・■
〔〔勧告〕〕
↑ Namespaces in XML 1.0 (Third Edition) (2009年12月8日)
XML名前空間規格であるNamespaces in XML 1.0の第3版。第2版(2006年8月
16日公開)に対してエラー修正を反映させたもの。
http://www.w3.org/TR/2009/PER-xml-names-20090806/
〔〔勧告案〕〕
↑ electors Level 3(2009年12月15日)
CSS1とCSS2で使われてきた、HTMLやXMLの要素を特定するためのセレクタを
CSS3用に拡張したもの。
http://www.w3.org/TR/2009/PR-css3-selectors-20091215
〔〔勧告候補〕〕
↑ Web Security Context: User Interface Guidelines(2009年12月22日)
Webのセキュリティコンテキスト情報をエンドユーザーに提示とやり取り、
セキュアなデータ入力方法などのガイドラインと要件を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-wsc-ui-20091222/
↑ The Widget Interface(2009年12月22日)
Widgets 1.0関連規格のためのAPIやイベントを定義したもの。2009年11月
17日に「Widgets 1.0: The widget Interface」という名称だったものが名
前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-widgets-apis-20091222/
↑ Selectors API Level 1 (2009年12月22日)
一連のセレクタを使って、DOMツリーのElementノードを取り出す2つの方
法を定義した規格。2008年11月14日に「Selectors API」という名称だっ
たものが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-selectors-api-20091222/
↑ CSS Multi-column Layout Module(2009年12月17日)
CSSのマルチ・コラム・レイアウトを記述するためのモジュール。2009年6月
30日に「CSS3 module: Multi-column layout」という名称だったものが名前
を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-css3-multicol-20091217
↑ CSS Backgrounds and Borders Module Level 3(2009年12月17日)
HTMLへのスタイル指定言語であるCSSレベル3の「Background」と「Border」
に関する規定。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-css3-background-20091217
↑ A MathML for CSS Profile(2009年12月15日)
CSSでの表示を容易にするためのMatML3.0のサブセット。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-mathml-for-css-20091215/
↑ Mathematical Markup Language (MathML) Version 3.0(2009年12月15日)
数式をタグで表現した規格の第3版。
http://www.w3.org/TR/MathML3/
↑ Efficient XML Interchange (EXI) Format 1.0(2008年12月8日)
バイナリ表現でXMLデータ交換を行うための規格。いわゆるバイナリXML。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-exi-20091208/
↑ Widget Packaging and Configuration(2009年12月1日)
ウィジェット(「Widgets」)のためのZIP形式のパッケージ化、XMLベース
の構成文書形式を定義したもの。2009年10月29日に「Widgets 1.0:
Packaging and Configuration」という名称だったものが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-widgets-20091201/
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〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Web Workers(2009年12月22日)
Webアプリケーション作成者がメインページと並行にスクリプトを動かす
「Background Worker」を生成できるようにするAPIを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-workers-20091222/
↑ Web Storage(2009年12月22日)
Webクライアントにおける永続データストレージのためのキーと値のペア
(KVP)のデータへのアクセスのためのAPIを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/webstorage/
↑ Server-Sent Events(2009年12月22日)
DOMイベント形式で、サーバーからプッシュ通知を受け取れるようにHTTP接
続をオープンするためのAPIを定義した仕様。APIは、「Push SMS」のよう
な他のプッシュ通知でも使えるよう拡張できる設計となっている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-eventsource-20091222/
↑ Widget Access Request Policy(2009年12月8日)
ウィジェット内部からのネットワーク・アクセスを制御するセキュリティ・
モデル、及び、ウィジェット作成者がブラウザーが特定のネットワーク・
リソースへのアクセルを許可するよう要求する方法を定義した規格。2009
年8月4日に「Widgets 1.0: Access Requests Policy」という名称だったも
のが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-widgets-access-20091208/
↓ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 1: Structures
(2009年12月3日)
XMLの要素、属性の構造を定義するスキーマ言語の改訂版。2009年4月30日
に勧告候補だったものが今回ワーキングドラフト・イン・ラストコールと
して公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-xmlschema11-1-20090430/
↓ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 2: Datatypes
(2009年12月3日)
XML Schemaおいて使用されるデータ型を定義した規格(XML Schemaのパート
2。パート1は要素や属性の階層構造を定義する規格)の改訂版。2009年
4月30日に勧告候補だったものが今回ワーキングドラフト・イン・ラスト
コールとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/CR-xmlschema11-2-20090430/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
■ The Web Sockets API(2009年12月22日)
遠隔のホストとの双方向通信のためのWebのソケット・プロトコルをWeb
ページが使えるようにするためのAPIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-websockets-20091222/
■ Web SQL Database(2009年12月22日)
Webクライアントにおける永続データストレージのための構造化データへの
アクセルのためのAPIを定義した仕様。2009年10月29日に「Web Database」
という名称だったものが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-webdatabase-20091222/
■ Web Services Transfer (WS-Transfer)(2009年12月17日)
Webサービス・リソースをXMLで表現したものに対するアクセスを行うため
のSOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-transfer-20091217
■ Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)(2009年12月17日)
Webサービスのエンドポイントに関連付けられたメタデータをWS-Transfer
のリソースとして表現したり、WS-Addressingのエンドポイント参照に埋め
込んだり、Webサービスのエンドポイントから取り出したりできるかを定義
した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-metadata-exchange-20091217
■ Web Services Fragment (WS-Fragment)(2009年12月17日)
WS-Transferを拡張し、メッセージ交換においてXML全体を取り込まずに
WS-Transferによって使用可能にされたリソースのフラグメントを取り出し
たり、操作できるようにした規格。
http://www.w3.org/TR/ws-fragment
■ Web Services Eventing (WS-Eventing)(2009年12月17日)
Webサービスがイベント通知メッセージを受信できるように登録するための
プロトコル。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-eventing-20091217
■ Web Services Enumeration (WS-Enumeration)(2009年12月17日)
ログやメッセージキューなどの列挙情報をたどるのに使う、XML要素を列挙
するためのSOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-ws-enumeration-20091217
□ Media Fragments URI 1.0(2009年12月17日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための文法
およびそれらをHTTPプロトコル経由で使用する方法を説明した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-media-frags-20091217
■ Use cases and requirements for Media Fragments(2009年12月17日)
メディアの時間的・空間的なフラグメント(断片)をURIで表すための
「Media Fragments URI 1.0」仕様のユースケースと要件をまとめた資料。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-media-frags-reqs-20091217
□ XSLT and XQuery Serialization 1.1(2009年12月15日)
「XQuery and XPath Data Model 1.1」で定義されたデータ・モデルのイン
スタンスをオクテット列にシリアライズするための規格。シリアライズの
形式としてXML、XHTML、HTML、テキストが規定されている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xslt-xquery-serialization-11-20091215/
■ XQuery 1.1: An XML Query Language(2009年12月15日)
XQuery1.0を拡張機能を持たせたXMLの照会言語。2008年12月3日に「XQuery
1.1」という名称だったものが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xquery-11-20091215/
■ XQuery 1.1 Requirements(2009年12月15日)
XQuery 1.1の要件をまとめたもの。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xquery-11-requirements-20091215/
□ XPath and XQuery Functions and Operators 1.1(2009年12月15日)
「XML Schema Part 2: Datatypes Second Edition」および「XQuery and
XPath Data Model (XDM) 1.1」で定義されたデータ型に対するコンストラ
クタ関数、演算子、関数を定義した規格。さらに「XQuery and XPath Data
Model (XDM) 1.1」で定義されたノード、ノード列に対する関数と演算子も
定義している。これらの関数と演算子は、「XML Path Language (XPath)
2.1」、「XQuery 1.1: An XML Query Language」、「XSL Transformations
(XSLT) Version 2.1」で使用される。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xpath-functions-11-20091215/
□ XQuery and XPath Data Model 1.1(2009年12月15日)
「XML Path Language (XPath) 2.1」、「XSL Transformations (XSLT)
Version 2.1」、「XQuery 1.1: An XML Query Language」のデータ・モデル
を規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xpath-datamodel-11-20091215/
□ XML Path Language (XPath) 2.1(2009年12月15日)
XML文書のノードを選択するための規格であり、XPath 1.0を拡張したもの。
データ型がサポートされている。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-xpath-21-20091215/
↓ Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.0
(2009年12月15日)
Webコンテンツのアクセシビリティ向上のための活動であるWAI-ARIAの一環
として、役割、状態、プロパティのオントロジーを提供する規格。これに
よってWebコンテンツやWebアプリケーションのアクセシビリティと相互運
用性を向上されることができる。 2009年2月24日にワーキングドラフト・
イン・ラストコールだったものが今回ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-wai-aria-20090224/
□ WAI-ARIA Authoring Practices 1.0(2009年12月15日)
なんらかの障害を持つユーザがWebコンテンツを利用しやすくするための
WAI-ARIA (WAI :W3Cの Web Accessibility Initiativeというグループ、
ARIA :Accessible Rich Internet Applications)のベストプラクティス
集。2009年2月24日に「WAI-ARIA Best Practices」という名称だったもの
が名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-wai-aria-practices-20091215/
■ WAI-ARIA User Agent Implementation Guide 1.0(2009年12月15日)
Webコンテンツのアクセシビリティを向上させるためコンテンツに含めるプ
ロパティなどに、どのようにブラウザーが実装で対応するかを記述したも
の。 2009年2月24日に「WAI-ARIA 1.0 User Agent Implementation Guide」
という名称だったものが名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-wai-aria-implementation-20091215/
■ Efficient XML Interchange (EXI) Primer(2009年12月8日)
EXIの理解を助けるための初心者向け解説書。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-exi-primer-20091208/
■ Voice Extensible Markup Language (VoiceXML) 3.0(2009年12月3日)
電話での機械的な音声応答のシナリオを記述するVoiceXMLのバージョン
アップ版。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-voicexml30-20090825/
■ Multimodal Architecture and Interfaces(2009年12月1日)
マルチモーダルなインタフェースのアーキテクチャを解説した文書。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-mmi-arch-20091201/
■ CSS Transitions Module Level 3(2009年12月1日)
CSSのプロパティ値の変化がスムーズに起きるようにしたスタイルシート・
モジュール。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-css3-transitions-20091201
■ CSS 2D Transforms Module Level 3(2009年12月1日)
2次元空間で変換を行って要素を表示するためのスタイルシート・モジュール。
http://www.w3.org/TR/2009/WD-css3-2d-transforms-20091201
〔〔グループノート〕〕
□ Use Cases for Possible Future EMMA Features(2009年12月15日)
Webコンテンツのアクセシビリティを向上させるためコンテンツに含めるプ
ロパティなどに、どのようにブラウザーが実装で対応するかを記述したもの。
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-emma-usecases-20091215
■ Mobile Web for Social Development Roadmap(2009年12月8日)
開発指向のサービスを携帯電話にデプロイすることの難しさを理解し、既
存技術を評価して、携帯電話でのサービスの開発、デプロイ、アクセスを
容易にすることによって、ソーシャル指向のサービスを実現する環境を創
出するための資料。
※この規格は2009年11月17日に初版のグループノートが公開されていまし
たが、11月の動向ニュースでお伝えしておりませんでした、深くお詫び致
します。
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-mw4d-roadmap-20091208/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/