Digital Xpressメールニュース第119号
2011年05月30日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第119号・・★★
■ ■ ■ ■ 2011/5/30
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こんにちは。
/ハヽ 今年はどのお庭のバラも大輪で、ため息が出るほど
l 丿| きれいに咲いています。
丶_ノ バラだけでなく、芍薬や早咲きのアジサイも美しく
∥ 丿 花の当たり年なんて声もちらほら聞こえてくるほど。
( ∥ /l
l\ ∥ / ノ 種々の花が次々とリレーの様に咲く南の春も
\ \∥/ / ライラックやハマナスなどのつぼみが一斉にほころぶ
\ y/ 北の春もどちらも目に楽しい季節ですね。
それでは、Digital Xpressメールニュース第119号をお届けします。
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◆◆2011年4月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2011年4月中、勧告案が1本、勧告候補が8本、ワーキングドラフト・イン・
ラストコールが5本、ワーキングドラフトが31本公開されました。
下記の仕様は、以下の記号によって区別してあります。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
[[勧告案]]
↑ Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification
(2011年4月12日)
HTMLやXMLへのスタイル指定言語であるCSS2のバージョンアップ版。
http://www.w3.org/TR/2011/PR-CSS2-20110412
[[勧告候補]]
↑ Web Services Transfer (WS-Transfer)(2011年4月28日)
Webサービス・リソースをXMLで表現したものに対するアクセスを行うための
SOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-transfer-20110428/
↑ Web Services SOAP Assertions (WS-SOAPAssertions)(2011年4月28日)
メッセージ交換において1.1あるいは1.2のいずれかのバージョンのSOAPを
使用するための要件を表す2つのWS-Policyアサーションを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-soap-assertions-20110428
↑ Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)(2011年4月28日)
Webサービスのエンドポイントに関連付けられたメタデータをWS-Transfer
のリソースとして表現したり、WS-Addressingのエンドポイント参照に埋め
込んだり、Webサービスのエンドポイントから取り出したりできるかを定義
した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-metadata-exchange-20110428
↑ Web Services Fragment (WS-Fragment)(2011年4月28日)
WS-Transferを拡張し、メッセージ交換においてXML全体を取り込まずにWS-
Transferによって使用可能にされたリソースのフラグメントを取り出した
り、操作できるようにした規格。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-fragment-20110428
↑ Web Services Eventing (WS-Eventing)(2011年4月28日)
Webサービスがイベント通知メッセージを受信できるように登録するための
プロトコル。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-eventing-20110428
↑ Web Services Event Descriptions (WS-EventDescriptions)(2011年4月28日)
エンドポイントが、それが生成するイベントの構造と内容を公開するため
のメカニズムを規定したもの。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-event-descriptions-20110428
↑ Web Services Enumeration (WS-Enumeration)(2011年4月28日)
ログやメッセージキューなどの列挙情報をたどるのに使う、XML要素を列挙
するためのSOAPベースのプロトコル。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-ws-enumeration-20110428
■ CSS Multi-column Layout Module(2011年4月12日)
CSSのマルチ・コラム・レイアウトを記述するためのモジュール。2009年
6月30日に「CSS3 module: Multi-column layout」という名称だったものが
名前を変えた。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-css3-multicol-20110412
[[ワーキングドラフト・イン・ラストコール]]
↑ XML Signature Streaming Profile of XPath 1.0(2011年4月21日)
XML Signature 2.0に対応してストリーム処理(XML文書を全部メモリーに
読み込むのではなく、タグの開始・終了などのイベントベースで解析を行
う処理方法)が行えるようにしたXPath1.0のプロファイル。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmldsig-xpath-20110421/
↑ XML Signature Syntax and Processing Version 2.0(2011年4月21日)
XMLへの電子署名を扱ったXML Signatureのバージョン1.1からの改訂。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmldsig-core2-20110421/
↑ Canonical XML Version 2.0(2011年4月21日)
Canonical XMLのバージョン1.1からの改訂。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xml-c14n2-20110421/
■ XML processor profiles(2011年4月12日)
他の仕様がXMLプロセッサに求める機能を明確にできるよう、XMLプロセッ
サのプロファイルをまとめたもの。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xml-proc-profiles-20110412/
■ Emotion Markup Language (EmotionML) 1.0(2011年4月7日)
(1) データの手動アノテーション、(2) ユーザーの振る舞いからの感情関
連の状態の自動認識(3) 感情関連のシステムの振る舞いの生成、といった
分野での利用が考えられる、人間の感情を表現するプラグイン言語。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-emotionml-20110407/
[[ワーキングドラフト]]
■ CSS Writing Modes Module Level 3(2011年4月28日)
ヘブライ語やアラビア語などの右から左への文字並べや、日本語などの縦
書きに対応したテキストレイアウトモデルを定義したCSSのモジュール。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-writing-modes-20110428
■ State Chart XML (SCXML):
State Machine Notation for Control Abstraction(2011年4月26日)
コール制御機能を持つCCXMLやハレル状態テーブルに基いた汎用的な状態機
械ベースの実行環境を提供する規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-scxml-20110426/
□ Battery Status Event Specification(2011年4月26日)
ホスト装置および関連補助装置のバッテリー状態の情報を提供する新しい
DOMイベントタイプを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-battery-status-20110426/
↓ Implementing ATAG 2.0(2011年4月26日)
Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0のチェックポイントを実装
する際の技法を提案した資料。2010年7月8日にワーキングドラフト・イン
・ラストコールだったものが、今回ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-IMPLEMENTING-ATAG20-20110426/
↓ Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0(2011年4月26日)
障害を持つユーザーがより利用しやすいWebコンテンツオーサリングツール
を設計するためのガイドライン。“The W3C Web Accessibility
Initiative”が公開する一連のアクセシビリティガイドラインの一部。
2010年7月8日にワーキングドラフト・イン・ラストコールだったものが、
今回ワーキングドラフトとして公開された。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-ATAG20-20110426/
■ XML Security RELAX NG Schemas(2011年4月21日)
XML Signature 1.1 と XML Signature Properties のスキーマをRELAX NG
で表現したもの。(※XML Signature 1.1 と XML Signature Properties
の規格本体では、規範(normative)としての規格説明の中で、それぞれ
W3C XML Schemaを使ったスキーマを定義している。)
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmlsec-rngschema-20110421/
■ XML Security 2.0 Requirements and Design Considerations
(2011年4月21日)
XML Security 2.0に関するユースケース、要件、設計の選択肢の概要を示
した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmlsec-reqs2-20110421/
■ XML Security Algorithm Cross-Reference(2011年4月21日)
XML SecurityのアルゴリズムのURI識別子およびそれに関連する仕様をまと
めたもの。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmlsec-algorithms-20110421/
■ The WebSocket API(2011年4月19日)
遠隔のホストとの双方向通信のためのWebのソケット・プロトコルをWeb
ページが使えるようにするためのAPIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-websockets-20110419/
↑ RDFa 1.1 Primer(2011年4月19日)
HTML中でRDFのメタデータを表現するためのRDFa文法の紹介。2008年10月
14日に「RDFa Primer」という名称でワーキンググループ・ノートだったも
のが、今回「RDFa 1.1 Primer」という名称に変わり、ワーキングドラフト
として公開された。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-rdfa-primer-20110419/
■ RDFa API(2011年4月19日)
RDFaで記述された構造化情報をWeb文書から用意に取り出して活用するため
のRDFa用 DOM APIを定めた規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-rdfa-api-20110419/
■ File API: Writer(2011年4月19日)
Webアプリケーションからファイルへの書き出しを行うためのAPIを定義し
た仕様。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-file-writer-api-20110419/
■ File API: Directories and System(2011年4月19日)
ファイルシステムの階層をナビゲートするためのAPIを定義し、さらにユー
ザーエージェントがユーザーのファイルシステムのサンドボックス化した
セクションをWebアプリケーションに公開するための方法を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-file-system-api-20110419/
■ CSS3 Speech Module(2011年4月19日)
CSS3のテキスト読み上げのためのプロパティを規定する仕様。
Speech Synthesis Markup Language (SSML) Version 1.0のモデルに合うよ
うに設計されている。
2004年12月16日以来の改訂。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-speech-20110419
□ Calendar API(2011年4月19日)
ユーザーのカレンダーサービスへの読み取りアクセスを行う高レベルイン
ターフェースを規定したAPI。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-calendar-api-20110419/
■ Indexed Database API(2011年4月19日)
トランザクショナル・データベースにおいて順序付けられたキーと値のペ
アを格納したり取り出したりするためのAPIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-IndexedDB-20110419/
■ The Messaging API(2011年4月14日)
SMS、MMS、eメールなどのメッセージング機能へのアクセスを行うための
APIを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-messaging-api-20110414/
■ HTML Media Capture(2011年4月14日)
デバイスによる音声、イメージ、動画のキャプチャ機能へのアクセスを行
うためのHTMLのForm機能の拡張を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html-media-capture-20110414/
□ HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide
(2011年4月14日)
HTMLの要素/属性と様々なプラットフォーム上のアクセシビリティAPIとの
マッピングを行った説明書。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html-aapi-20110414/
■ CSS Text Level 3(2011年4月12日)
モジュール別に提供されることになっている次期HTML用スタイルシートCSS
(CSS3)のテキスト関連モジュール。改行、行端揃え、空白文字処理、文
字修飾、文字変形などを扱っている。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-text-20110412/
■ Clipboard API and events(2011年4月12日)
Webアプリケーションでのコピー、カット&ペースト、ドラッグなどのク
リップボード操作のAPIを説明した資料。2006年11月15日に「Clipboard
Operations for the Web 1.0: Copy, Paste, Drag and Drop」という名称
だったものが、今回「Clipboard API and events」という名称に変わって
公開された。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-clipboard-apis-20110412/
□ Vocabularies for EmotionML(2011年4月7日)
人間の感情とそれに関連する状態を表現するEmotionMLと共に使うことので
きるボキャブラリのリスト。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-emotion-voc-20110407/
□ Grid Layout(2011年4月7日)
Webアプリケーションの作成者向けのグリッド(格子)レイアウトのため機
能を説明したスタイルシート関連の仕様。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-grid-layout-20110407
■ HTML+RDFa 1.1(2011年4月5日)
HTML5 および XHTML5においてRDFaを指定するための規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-rdfa-in-html-20110405/
■ HTML Microdata(2011年4月5日)
機械可読データをHTMLに埋め込むための「HTML microdata」のメカニズム
を定義した仕様。RDFとJSONを含む他のデータ形式とも互換性がある。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-microdata-20110405/
■ HTML5(2011年4月5日)
HTMLの第5版。メジャーなバージョンアップである。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-20110405/
■ HTML5 differences from HTML4(2011年4月5日)
HTML5とHTML4の差異を理由とともに解説した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-diff-20110405/
■ Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents(2011年4月5日)
HTML5をXML文書とも見なせるような形式にしたマークアップ言語。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html-polyglot-20110405/
■ HTML: The Markup Language Reference(2011年4月5日)
HTML言語、およびHTMLコンテンツ制作者がHTMLに適合する文書を作成する
ために必要な詳細情報を説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html-markup-20110405/
■ HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
(2011年4月5日)
HTML5において、イメージデータの代替テキストを表現するためのalt属性
の使用について説明した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html-alt-techniques-20110405/
■ HTML Canvas 2D Context(2011年4月5日)
HTML canvas 要素のための2D コンテキストを定義した仕様。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-2dcontext-20110405/
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◆◆X-plus◆◆
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Digital PublishingやXMLの実用的で(Useful)洗練された(Smart)を
お届けする、日本ユニテックの新技術ポータルサイト、「X-Plus」
https://x-plus.utj.co.jp/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/