Digital Xpressメールニュース第122号
2011年08月29日作成
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■ ■ ■ ★★・・Digital Xpressメールニュース第122号・・★★
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こんにちは。
関東地方は、久しぶりに爽やかな晴れ間が広がりましたね。
いつもは暑く感じる蝉の声も心なしか涼しげに聞こえるような、、
┌───┐ ζ 昼は照りつける太陽に気温がぐんぐんと上がるものの
│ ・ ・│ ( ) 朝晩はひんやりとした風が心地よい。
│ ο │ ⊥ 思えば、昔の夏はこんな感じだったような気がします。
│ ▽ │ ||
└──Λ┘ /_/ 子どもの頃、夏休みの宿題は涼しい朝に済ませる
( /∴V ようにと言われた方も多いのでは?
(∋∵∈ 最近の夏は朝から暑い日が増えましたが
(=====) 子どもたちは何時頃に勉強をするのでしょうね。
それでは、Digital Xpressメールニュース第122号をお届けします。
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◆◆2011年7月中W3Cによって公開された規格◆◆
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2011年7月中、勧告が1本、勧告候補が3本、ワーキングドラフト・イン・
ラストコールが5本、ワーキングドラフトが6本、ワーキンググループ・
ノートが1本公開されました。
下記の仕様は、以下の記号によって区別してあります。
ステージアップしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↑
ステージダウンしたもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓
初登場したもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・□
ステージが変わらず公開されたもの・・・・・・・・・・・・・・・■
作業が完了したもの(主にワーキンググループ・ノート用)・・・・・[E]
〔〔勧告〕〕
↑ Voice Browser Call Control: CCXML Version 1.0(2011年7月5日)
VoiceXMLなどの対話システムを補完し、それと統合した形で使えるような
呼制御の仕様。
http://www.w3.org/TR/2011/REC-ccxml-20110705/
〔〔勧告候補〕〕
↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 1: Structures
(2011年7月21日)
XMLの要素、属性の構造を定義するスキーマ言語の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-xmlschema11-1-20110721/
↑ W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 2: Datatypes
(2011年7月21日)
XML Schemaおいて使用されるデータ型を定義した規格(XML Schemaの
パート2。パート1は要素や属性の階層構造を定義する規格)の改訂版。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-xmlschema11-2-20110721/
↑ Ontology for Media Resources 1.0(2011年7月7日)
Web上のメディア・リソースを記述するコア・ボキャブラリ。メディア・リ
ソースを記述する基本メタデータを網羅するプロパティの共通集合に基づ
いて定義される。
http://www.w3.org/TR/2011/CR-mediaont-10-20110707
〔〔ワーキングドラフト・イン・ラストコール〕〕
↑ Page Visibility(2011年7月21日)
電力効率とCPU効率の良いWebアプリケーションを開発するために、サイト
の開発者がページの見え方をプログラム的に決定できる手段を定義した規
格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-page-visibility-20110721/
↑ Implementing ATAG 2.0(2011年7月21日)
Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0のチェックポイントを実装
する際の技法を提案した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-IMPLEMENTING-ATAG20-20110721/
↑ Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0(2011年7月21日)
障害を持つユーザーがより利用しやすいWebコンテンツオーサリングツール
を設計するためのガイドライン。"The W3C Web Accessibility Initiative"
が公開する一連のアクセシビリティガイドラインの一部。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-ATAG20-20110721/
■ API for Media Resources 1.0(2011年7月12日)
Web上のメディア・リソースに関連したメタデータ情報にアクセスするため
のクライアント・サイドのAPI。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-mediaont-api-1.0-20110712
■ Web IDL(2011年7月12日)
DOMインタフェースを含む様々な仕様で利用できるようなIDLを定義した規
格。
このIDLによるインタフェースがECMAScriptやJavaの実効環境の構成要素と
どのように対応づけられるかについても説明されている。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-WebIDL-20110712/
〔〔ワーキングドラフト〕〕
□ The From-Origin Header(2011年7月21日)
他のサイトからのリソース(イメージデータなど)の埋め込みに制約を設
けるための「From-Origin」応答ヘッダーを定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-from-origin-20110721/
■ User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0(2011年7月19日)
障害を持つ方がユーザーエージェント(ブラウザなど)を使い易くするた
めのガイドラインのバージョン2.0
http://www.w3.org/TR/2011/WD-UAAG20-20110719/
■ Implementing UAAG 2.0(2011年7月19日)
UAAG2.0の成功基準(success criteria)の意図の説明、実装例、ベストプ
ラクティス、ガイドラインの追加リソースについて記した資料。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-IMPLEMENTING-UAAG20-20110719/
□ CSSOM(2011年7月12日)
HTMLとXMLのスタイルシート言語であるCSS、およびCSSの「Media Queries」
と「Selectors」を操作するためのAPIを規定した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-cssom-20110712/
■ CSS Image Values and Replaced Content Module Level 3(2011年7月12日)
CSSの指定の一つであるimageの値の文法を定義した規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-images-20110712/
□ XML Encryption 1.1 CipherReference Processing using 2.0 Transforms
(2011年7月7日)
XML Signature 2.0 の変換モデル(transform model)をXML Encryption
1.1 のCipherReference要素の処理においてどのように使うかを指定した
規格。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-xmlenc-transform20-20110707/
〔〔ワーキンググループ・ノート〕〕
■ Working with Time Zones(2011年7月5日)
アプリケーションや文書において時刻やタイム・ゾーンを扱う際のガイド
ラインとベストプラクティスをまとめた資料。2005年10月13日以来の改訂。
http://www.w3.org/TR/2011/NOTE-timezone-20110705/
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◆◆X-plus◆◆
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Digital PublishingやXMLの実用的で(Useful)洗練された(Smart)を
お届けする、日本ユニテックの新技術ポータルサイト、「X-Plus」
https://x-plus.utj.co.jp/
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◆◆詳細について◆◆
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■仕様書については、以下のW3Cサイトをご参照ください
http://www.w3.org/TR/