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XMLデータを活用していくためには、さまざまなツールが必要となります。その中には、XMLデータの作成、保存、表示、印刷、他のシステムへの通信のためのツールが含まれます。
このようなアプリケーションのほとんどは、内部で「XMLプロセッサ」と呼ばれるソフトウェア部品を利用しています。XMLプロセッサは、XMLデータを読み込み、XMLの文法としてのチェックを行い、アプリケーションが利用しやすい形に加工します。多くの場合、XMLプロセッサにはXMLデータを保存する機能も付いています。
XMLプロセッサはXMLの構文解析(parse)を行うものなので、「XMLパーサ」と呼ぶことが多いようです。アプリケーションの開発者は、XMLプロセッサの出力を受け取って、何かの処理するプログラムを記述することになります。
XMLプロセッサを単独で使う場合もあります。ユーザーがテキストエディタで作成したXMLデータ、あるいは何かのアプリケーションの出力として得たXMLデータがXMLの文法に照らして正しいものかどうか確認したい場合があることでしょう。このような場合に、XMLプロセッサを使用するとタグ付けの間違いを検出することができます。
よく知られているXMLプロセッサには以下のようなものがあります。
MSXML
http://www.microsoft.com/japan/developer/xml/
Microsoft社が開発したXMLプロセッサです。Internet Explorerの4.0以上が必要です。
Apache Xerces
http://xml.apache.org/
Apache XML Project が提供しているXMLプロセッサで、Java、C++、Perl、およびCOMインターフェースから利用できます。
IBM XML Parser
http://www.alphaworks.ibm.com/tech
IBM社はApache XML Projectにコードを提供しているので、XMLプロセッサは本質的にXercesと同一のものです。
Oracle XML Parser
http://otn.oracle.co.jp/
Oracle社が提供しているXMLプロセッサ。Oracle XML Developer's Kitとして配布されています。JavaおよびOracleの提供するプログラミング言語PL/SQLが利用できます。
XP, SP
http://www.jclark.com/xml/
James Clark氏が提供しているXMLプロセッサです。
XMLデータを入力する人が構文の検証をするためにXMLプロセッサを使いたい場合は、Internet Explorerを使用すると便利かもしれません。Internet Explorer 4.0以上にXMLファイルを読ませると、内部でMSXMLが解析を行って、正しく解析できればデータのツリー構造を表示し、エラーが見つかった場合はそのエラーメッセージを表示します。