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今回はXMLデータの作成や編集のために使うツールについて説明します。
以下のようなツールを用いることができます。
● XMLエディタ
● スキーマ生成ツール
● コンバータ
そして、作成や編集のツールとは異なりますが、XML対応データベースも今回取り上げます。
図3. XML作成・編集ツールとデータベース
XMLエディタとはXMLデータを作成し、編集するためのツールですが、その機能は製品ごとに大きく異なっています。たとえば、以下のような製品があります。
□データの構造をツリー構造で表示し、カーソル位置によって次に入力できるタグが表示され、選択できるようなもの。
□テキストエディタに、開始タグを入力すると対応する終了タグが自動的に挿入される機能が付いたもの。
□テキストエディタに、妥当性チェックやブラウザを呼び出すためのメニュー項目が付いているもの。
このような製品を使う場合、XMLに関する基本的な知識は欠かせません。
ツリー構造での表示ができるエディタとしては、以下のものがよく使われています。
XMLSpy
http://www.toshiba-it.co.jp/xml/
TagEditor
http://www.antenna.co.jp/XML/XML-top.htm
iPAD
http://www.infoteria.com/jp/index.html
一方、特定のスキーマに特化したXMLデータを作成するエディタもあります。この場合は、スキーマで要求されるデータを入力していくことにより、XMLに関する知識がなくても扱えるようになっています。
スキーマ生成ツールとは、DTDやXML Schemaなどのスキーマファイルを作成するためのツールです。以前はDTDのみを出力するものしかありませんでしたが、最近ではXML Schemaに対応したものも見られるようになっています。スキーマ生成ツールとXMLエディタが一体化されているものもあります。
コンバータは、XMLを使用しないアプリケーションのデータ、たとえばワープロの文書や表計算ソフトのデータなどをXMLデータに変換するものです。ワープロの文書の場合、スタイル情報とXMLのタグを対応付けて変換を行うものが多いようです。
XML対応データベースと呼ばれているものには大きく分けて2種類のものがあります。
(1) XML対応リレーショナルデータベース。入出力形式としてXMLを使用すると、内部で表形式に変換されて格納されるようになっています。データベース側で決めたスキーマに従うXMLデータを扱う場合が多いようです。
(2) XMLデータサーバ。オブジェクト指向の実装がされていて、ツリー構造のイメージでデータを格納します。
主要なRDB製品の多くがすでに(1)の方式でXMLをサポートしています。(2)の方式に従うデータベースでは以下のものがよく使われています。どちらも、通信機能なども含めた統合サーバとして提供されているものです。
Asteria
http://www.infoteria.com/jp/index.html
eXcelon
http://www.exln.co.jp/product/
特定のソフトウェアが使用するファイル形式としてXMLを採用している場合があります。これは上で挙げたようなXMLデータを作成するツールとは違いますが、スキーマが公開されていて、必要な情報をXMLデータから取り出すことができるなら、一種のXMLデータ作成ツールとして使用することもできるでしょう。