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デベロッパーズコーナー:EDIをめぐる新たな動き II(1)

2001年11月02日作成 


Biztalk Server2000を使ってみよう

第2回:BizTalk Server2000の実行    

(株)日本ユニテック
竹内 輝明


目次<全3ページ>

1.1章:業務処理フロー図


概要

前回はBizTalk Server 2000を実行するための環境を整える手順について説明した。これからBizTalk Server 2000を実際に使用しつつ購買業務の自動化を実現するまでの一連の流れを紹介したいと思うが、今回はBizTalk Server 2000の"BizTalk アプリケーションデザイナ"を使用して業務処理フロー図を作成する方法について説明する。"BizTalk アプリケーションデザイナ"はBizTalk Server 2000に含まれる強力な新コンポーネントの1つで、企業のアナリストと開発者が複雑なビジネスプロセスの作成で協力するためのビジュアルツールである。ご存知のとおり、このツールは「Visio 2000」ダイアグラミングソフトウェアをベースとしており、業務処理フロー図を作成するのに特別な知識が必要というわけではない。同ツールを使えば、アナリストはビジネスプロセスのためのチャートを定義でき、その後、開発者がそのチャートを使ってコンポーネントを構築できる。今回触れていくのはこの「ビジネスプロセスのためのチャートを定義」するという部分である。
尚、前回説明したとおり、このコラムでは「.NET Enterprise Servers 日本語ベータ版評価キット」に含まれているチュートリアルをサンプルデータとして使用していく。

1章:業務処理フロー図

次の図は、購入側企業とサプライヤー企業の間で導入する企業間自動調達システムの業務処理フローを示したものだ。この図の左側は、製品やサービスを購入する企業全体の役割を示し、右側は、製品やサービスを販売する企業を示す。
ユーザー、承認者、財務担当者などの縦線は、業務処理における異なる役割を示す。それぞれのアクションは、送受信されるメッセージに対応しており、この図では、横の矢印線がアクション間で交換されるデータの流れを示す。このデータとはメッセージのことで、単純な注文承認の通知から、送状等の完全な構造化された文書まで任意の内容を含む。



図 1:購入側企業とサプライヤーの間のB2Bシステムにおける、業務処理フローを示す

では、この業務フロー図に基づいた仕組みを作成していくことにしよう。まずは、このフロー図をBizTalk アプリケーションデザイナ上で作成する。



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