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<この記事はDigital Xpress 2001 Vol.3(6-7月号)に掲載されたものです>
前記事のInDesign徹底解析でも触れられているように,InDesignは徹底したコンポーネントモジュール化の図られているDTPソフトウェアである。ユーザーはインストールした直後から多数のプラグインの恩恵を受けることが出来る。また,公開されているAPIを使用して機能を追加したり,削除することができる。今回はInDesignのプラグイン環境の調査と公開されているSDKのインストールを扱ってみよう。
[ヘルプ]メニューから[プラグイン設定]を選択すると,「プラグインを構成」ダイアログボックスが表示され(図1),初期インストール時に組み込まれているプラグインを調査することが出来る。(Macintoshでは[Apple]メニューからプラグイン設定を選択。)
初期設定でも142のプラグインが登録されていることからもInDesignのコンポーネントモジュール化の度合いを知ることが出来る。このように機能が細分化されていることにより,ユーザーは数々の益を受けることが出来る。たとえば,
これらすべてはプラグインモジュールだけがなせる業である。
また「プラグイン構成」ダイアログボックスにリストされるプラグインには,それぞれにアイコンが表示されその素性を伝えている(図2)。
アイコン
|
意味
|
![]() |
現在使用しているプラグイン。InDesignの起動時にロードされ,終了するまで常駐するもの。 |
![]() |
InDesignの起動時に必須のプラグイン。 |
![]() |
Adobeプラグイン。Adobeが作成したプラグイン。 |
さらに「プラグイン構成」ダイアログボックスでは,それぞれのプラグインを選択してから[情報表示]ボタンをクリックすることにより,「プラグイン情報」ダイアログボックスが表示され(図3),さらに詳細な情報を参照することもできる。
図3:「プラグイン情報」ダイアログボックスこの「プラグイン情報」ダイアログボックスでは,プラグイン間の依存関係やエラーに関する情報を参照することができる。
このように用意されているウィンドウを通して,プラグインに関する理解を深めることがプラグイン開発の第一歩となるだろう。
さて,構成を確認したら自作プラグインを作成する準備を始めていこう。そのために必要なのは,言うまでもなくInDesign SDKのインストールである。InDesign SDKは,
からダウンロードすることが可能だ。最近InDesignの日本語SDKもダウンロード可能となり,いくつかのドキュメントも日本語訳されているので壁が低くなってきていることは歓迎できる。ただ,ダウンロードの用量は47MBほどあるので注意が必要だ。
先に環境に触れておくと,SDKを使用できるのは,
[Windows]
<OS>Windows 2000/NT 4.0(最新サービスパック併用)/ME/98・98SE。
<IDE>Visual C++ 6.0 と最新のサービスパック(例:SP3)を併用
[Macintosh]
<OS> 日本語OS 8.x (8.6 またはそれ以降)及びOS 9.0.x
<IDE> Metrowerks CodeWarrior Pro Release 5 とUpdate 5.2 を併用
となっている。
ダウンロードするファイルはzipファイルなので解凍し,インストール実行ファイルを抽出したら,インストールを実行しよう(図4)。
図4:SDKスクリーンロゴ
インストールを進めていくと,コンポーネント選択ダイアログボックスが表示され,取捨選択を行うことができるが,たいていは全てのコンポーネントをインストールすることになるだろう(図5)。
合計で90MBほどもあるが,これらのインストールを終了すると開発環境の前準備を整えることができたことになる。
このSDKには,プラグインモジュールを開発するために必要な情報として,アプリケーションプログラミングインターフェース(API) ,ヘッダーファイル,プラグインモジュール開発の参考となるサンプルソースコード,様々なドキュメントが含まれている。
また,WindowsとMacintoshの両方の環境で開発できるようWindows プログラマーのために Microsoft Visual
C++ 6.0プロジェクト,Macintosh プログラマーのために Metrowerks CodeWarrior Pro5プロジェクトが同梱されている。
次回さらに開発環境を整え,プラグイン開発のゴールに向けて進んで行きたい。