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【Toy Box:007】FrameMaker 9 新機能紹介 その4 ~ブック機能拡張~

2009年12月10日作成 

はじめに

今回は,FrameMaker 9 で大幅な機能改良が試みられているブック機能をフューチャーします。 これまでのFrameMakerファイルのバインダーに過ぎなかったブック機能の変貌をお確かめください!

g1.jpg

ブック機能拡張

今回の変更により,ブックの中に格納できるアイテムの幅がぐ~んと広がりました。 FrameMakerファイルはもちろんのこと,
DITAやXMLテクノロジを使用して構造化された文書,フォルダ,グループ,子ブック
を含めることができるようになり, それを「混成ブック(あるいは「混合ブック」・・・呼び名まで混成しなくても・・・(-_-;))」と呼んでいます。

それに伴い,ブックウィンドウの機能アイコンも大幅に変更されています。

bookbar.jpg

アイコンの説明をしておくと,左から

  • 「ファイルを追加」
  • 「フォルダを追加」
  • 「グループを追加」
  • 「保存」
  • 「削除」
  • 「ブック更新」
  • 「上に移動」
  • 「下に移動」
  • 「右に移動」
  • 「左に移動」
  • 「ヘッダテキスト/ファイル名表示切替え」
  • 「検索・置換」

となります。

このうち,フォルダ,グループ,子ブックに関しては,FrameMaker 9からの概念ですから,ざっと踏みしめておきたいと思います

フォルダ

folder.jpg

フォルダを使用して,関連する文書をブック内でまとめることができます。ブックの中でフォルダを作成しても,物理的なオブジェクトがファイルシステムに生成されるわけではありません。フォルダの中にはフォルダ/グループ/ファイルを格納することができます。

フォルダにも階層構造があるため,章/節/項の文書をまとめるために使用することができます。またフォルダ内の文書は独立させて管理することもできるため,その範囲内だけで特殊な番号付けなどを設定することもができます。

これまでは,細かい単位でFrameMakerファイルを分割した際に,ファイル名などで内容を把握しなければなりませんでしたが,フォルダ機能を使用することにより,より明示的な管理をすることができます。

グループ

group.jpg

ブック内で文書をまとめるために,グループ機能使用することもできます。 フォルダと同じくグループも論理コンテナとよばれる仮想の機能で,物理的なファイルがオブジェクトは作成されません。

グループは,フォルダと同じような機能なので,使い分けに悩むところですが,グループは,階層構造を持つことができません。また,グループ内だけで使用することのできる番号付けスタイルなどを適用することもできないので,このあたりが使い分けの分岐点になると思います。

子ブック

子ブックは,これまでの機能とは違い,親ブックから制御することができません。あくまでプレースホルダとして表示させておくことはできますが,子ブックの中にファイルを追加したり,ブック更新をかけたりといった編集作業は,子ブックごとに作業する必要があります。同様に検索/置換などを実行しても子ブックの内容までは変更することができないので,別途子ブックを開き,操作する必要があります。

フォルダやグループよりも独立させた管理体型を構築したい場合は,こちらの子ブックを使用することになると思います。

まとめ

このようにブック内でのファイル管理手法が拡張されています。最適な方法を選択して効率的な文書構築を目指しましょう!
>いまいち分かっていない俺・・・orz。

ばいちゃ!

ソリューション担当マネージャ 天野 忍



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