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1.XMLとは XML仕様制定までの歴史 2.XMLの長所 「拡張可能」と「意味情報」 3.文書における「内容」「構造」「体裁」の分離 XML文書の記述方法 4.XML宣言( XML declaration ) XMLインスタンス 5.DTD ( Document Type Definition ) の記述方法 6.検証済みXML文書と整形式XML文書 7.XML関連規格 まとめ |
XML宣言は、XML仕様のバージョン番号とXML文書作成に使用する文字コードを宣言する部分である。
<?xml version = "1.0" encoding = "Shift_JIS"?> |
「encoding = 」に続く部分ではXML文書作成時に使用される文字コード(Shift_JIS、UTF-8など)を指定する。文字コードがUnicode(UTF-8、UTF-16)の場合は 「encoding = 」の部分を省略してもよい。この部分を省略する場合には、XML宣言そのものを省略することもできる。
XMLインスタンスとは、実際の内容にタグが付けられている部分、つまりXML文書の本体のことである。この部分の文法を理解するにはまず、「要素( element )」と「属性( attribute )」について理解する必要がある。
① 要素( element )の書き方開始タグと終了タグで囲まれる部分を要素(element)と呼ぶ。XMLでは、HTMLでは許される場合のあるタグの省略ができないので、開始タグと終了タグは必ず書かなければならない。したがって次のような書き方は許されない。
<連絡先> <郵便番号>105-0001 </連絡先> |
要素の内容には、文字列だけではなく、他の要素と文字列を混在させることも可能である。
例えば、図3の例では「連絡先」という要素の中に「郵便番号」「住所」「電話番号」「FAX」という要素が含められている。このとき、「連絡先」を「親要素」、「郵便番号」「住所」「電話番号」「FAX」を「子要素」と呼ぶ。
このように、XML文書は、親要素から子要素、そのまた子要素、というように要素を階層的に作り上げることで成り立っている。ある要素の開始タグと終了タグの対の中に、子要素として別の要素の開始タグと終了タグを「入れ子」にして書くことによって階層関係を作るのである。例えば、要素Aの下位に要素Bと要素Cを入れ子にしてタグ付けするには次のような書き方をする。
<要素A><要素B>......<要素B/><要素C>....</要素C></要素A> |
<要素A><要素B>......<要素B/><要素C>....</要素A></要素C> |
<要素名 /> |
図3のXML文書のサンプルで、<会社 登録番号 = "1">という開始タグが書かれていた。この中の「登録番号 = "1"」という部分は、属性(attribute)と呼ばれるもので、要素に付加的な情報を与えるために存在する。属性は開始タグの中で次のように書く。
<要素名 属性名 ="属性値"......> |
<graphic file = " http://www.utj.co.jp/graphics/sample1.gif "/> |