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デベロッパーズコーナー:DOMプログラミング講座 II(3)

2001年08月22日作成 

使って理解するDOMプログラミング
第2回:サンプルで理解するDOMの利用

(株)日本ユニテック
竹内 理


目次<全7ページ>

3.準備


準備

ではこのセクションのサンプルで使用する環境を整えることにしましょう。

プログラミング言語はJava(JDK1.3)を使用します。前回と同様XMLパーサはXerces for Java(http://xml.apache.org/xerces-j/index.html)を使用します。またDBとJavaの接続にはJDKに標準添付されているJDBC-ODBCブリッジを使用します。筆者の環境はMSWindows2000Professinal、DBMSはMS Access2000を使用しました。RDBについてはODBC接続が出来るものであれば何でもかまいません。

また、RDBのテーブルを作成する必要があります。MSAccessなどで次のようなテーブル(Personテーブル)を作成してください。データ型はテキストか数値型かが分かるものであればかまいませんし、サイズなども特にこだわる必要はありません。

フィールド(カラム)名
データ型
Name テキスト型
Age 数値型

表2.Personテーブルの構造

では、このテーブルに次のような適当なデータを入れておきましょう。



図4.Personテーブルの内容(例)

このデータベースをdomtest.mdbとして任意のディレクトリに保存します(MSAccessの場合)。

次にODBCの設定を行います。MSAccessの場合はデータソース名は"Person"として、domtest.mdbと関連付けましょう。今回はユーザIDとパスワードは必要でないので設定しないことにします。これでデータベース関係の準備ができました。ODBCの設定に関しては各データベースソフトに付属のヘルプをご覧ください。

次に、サンプルのプログラムを実行してみましょう。任意のディレクトリにXML2DB.java、DOMSample2.java、dataset.xml(データセットファイル)の3つのファイルをダウンロード(このファイルはzip形式で圧縮されています)して保存してください。DB2XML.javaにはDB2XMLモジュールを実装したDB2XMLクラスが記述されています。

では、DB2XML.javaを実行してみることにしましょう。まずソースをコンパイルします。ここではxerces.jarファイルがc:\Dom\の下にあるものとします。実際にコンパイルする際は、DB2XMLを呼び出す別のクラス(DOMSample2.java)をDB2XML.javaと同じディレクトリに保存し、コマンドラインで次のように入力します(Windowsの場合)。

javac -classpath .;c:\Dom\xerces.jar DOMSample2.java

次に実行してみましょう。コマンドラインで以下のように入力してください。

java -cp .;c:\Dom\xerces.jar DOMSample2

MSAccessなどでPersonテーブルを開いて、次のように新しいデータが追加されていれば成功です。



図5.DB2XML実行後のPersonテーブル

「O.Wilde」「C.Dickenz」という新しいデータが追加されました。これらのデータはデータセットファイル(dataset.xml)に記述されているデータです。




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