使って理解するDOMプログラミング
第1回:DOMの基本 「入門編」
(株)日本ユニテック
竹内 理
目次<全12ページ>
12. 8.STEP7:タグ名を指定して要素を取得する
おわりに
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DOMのオブジェクトに触ってみよう
8.STEP7:タグ名を指定して要素を取得する
最後のSTEPとして、ある文書要素をタグ名を指定して検索するという処理を行ってみましょう。ここではSTEP6で新たに追加した「others」要素を検索してみます。主にDocumentクラスのメソッドを使用します。
以下のコードを追加してください。
NodeList elList = xdoc.getElementsByTagName("others");//(A)DOMツリーの中に「others」という要素があるか探します
System.out.println("「others」要素は"
+ elList.getLength() + "個あります。");//(B)結果を出力
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(A)ではDocumentクラスのメソッドgetElementsByTagName()を使用して、特定のタグ名を持つElementオブジェクトがDOMツリー中に存在するかを探します。存在している場合はElementオブジェクトのリストをNodeListオブジェクトとして返します。
先ほど追加した「others」要素がきちんとDOMツリーに反映されていれば、(B)でelList.getLength()は「1」を返すはずです。
ではこのプログラムを実行してみましょう。実行結果は以下のとおりです。
ルートノードの種類は:1
ルートノードの名前は:books
bookの3番目の子要素の名前は:author
属性の数は:2
country属性の値は:Germany
J.D.SalingerはUSAの作家です。
「others」要素は1個あります。←「others」要素は正しくセットされていました。
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おわりに
このセクションではDOMの概要や考え方にはじまり、基本的な使い方をXerces for Javaを使って説明しました。
今回作成したプログラムは説明のためだけのものですから、おもしろみに欠けていたでしょうか?では次回以降、実用的なプログラムの作成を行っていきましょう。
<参考資料>
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